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三本目の矢


こんな夢を見た・・・



学校の授業中、私は金八先生に呼ばれて前に出て行く。

呼ばれたのは私一人ではない。メガネをかけた優等生も一緒だから、怒られるのではないようだ。

彼は長い髪を耳の後ろへ沿わせながら、「やってみろー」と私に弓と矢を渡す。

やってみろはいいが、私にはそんな経験もない。

しかし、もう一人の男はやる気まんまんになっている。かなり自身がありそうな感じだ。

目標は5メートルほど先にある紙で作られた的だ。

二枚あるその的は、一枚が丸をいくつも重ねた一般的なもので真ん中が赤い丸、もう一つの的は動物らしき絵が描いてある。

矢は二本渡されたから、両方をそれぞれ狙うということなのだろう。



隣の彼はすぐに弓をひいて準備した。見ると、矢は一度に二本引いているではないか。

「よおし、撃てー!」

金八の掛け声とともに矢を放つと、二つの矢は見事にそれぞれの的のど真ん中を貫いた。

「お見事、100点!」

隣の彼は私を見てにやりと笑った。実に嫌なやつだ。

私が一本だけ矢を放とうとすると、即座に金八の指導が入る。

「矢は一度に二本と決まっているだろうがぁ!」

慣れない手つきで二本の矢をどうにか引いて、少しだけ間隔を開いた矢を放つ。

まっすぐ的に向かっていた矢は、途中からその軌道を変えて脇へそれてゆく。

所詮そんなものかと思っていたら、矢はぐるりと向きを変えブーメランのようにUターンして戻ってくるではないか!

頭の左右から迫り来る矢を私は素手でつかみ取る。あと一歩で頭に突き刺さるところだった。

右手につかんだのは紛れもなく矢だったが、左手にはなんとハムスターが握られていた。



手をそっと離すと、ハムスターは走って逃げてゆく。

「素晴らしい、400点満点だ!」

金八は私に拍手をしている。どうやらこれはテストだったようだ。

「お前は合格だ、帰っていいぞ」

彼は入り口のドアを指し示し、私に帰るよう合図を送る。

そのあとにメガネの彼のほうに向き直った先生は、厳しい口調で言った。

「お前は不合格だ、今日はできるまで帰さんぞ!」

さっき100点を取った彼は、居残り勉強となったのだろう。

ドアを開けて帰ろうとする私を、居残りとなった男が睨みつけている。

その激しい視線が、三本目の矢となって私の身体に突き刺さった。

2017/04/13 09:00|夢の続きTB:0CM:0

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