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外人エックスの微笑

いつの間にか私はまたジャ○コに連れてこられていた。

私がふらふら一人旅をしていると、またマネキンが現れた。


子供マネキン 001

(新種のマネキンだ)

子供のマネキンだが今度は外人ではなかった。

これはマンガの世界から飛び出してきたような子供たちではないか。

日本人と言えるのかどうかは別問題として、マネキンの世界にもマンガが浸透しつつあるようだ。

先日のギャルマネキンとは少し違って、こちらはあきらかに子供服だ。

しかし、こんな目のでかい子供がいるもんだろうか。




私の頭の中は、元祖日本人マネキンとなって、彼らの前にいた。



「やあ、キミたち。二人そろってお散歩かい?」

私はきさくに話しかけた。

「・・・」

やはりまだ子供だ。恥ずかしがっているのだろう。

男の子は背中にリュックを背負っている。中身はたぶんおにぎりだ。私の好物だから匂いでわかる。

女の子の方は手に持っている。こっちはサンドイッチでも入っているに違いない。

そういえば腹が空いてきた。昨日から何も食べていなかった。

でも、大の大人が子供から食べ物を分けてもらうなんて恥ずかしいことだ。



男の子は肩から紙きれをぶら下げている。これはラジオ体操のカードだ。

懐かしいではないか。よく見ると子供の頃の私に瓜二つだ。

親しみを感じた私はさらに話しかけた。

「子供のくせにデートとは、うらやましいね。お・ま・せ・さ・ん!」

すると、女の子のマネキンが突然口を開いた。

「不審者でーす。誰かぁーっ!」

男の子がリュックに付いていた防犯ベルのひもを勢いよく引っこ抜いた。

ぴぃーーーーっ!!

「わ、わ、私は不審者じゃないぞ。き、き、キミたちやめてくれたまえ」

慌てた私の口調が裸の大将になってしまっている。

「誰かぁー、助けてくださーい」

女の子はまだ必死に叫んでいる。

やめてくれ、私は何もしていないじゃないか。ただ話しかけただけだろう!



「いったいどうしたというんだい?」

やってきたのは外人エックス。紳士服売り場から駆けつけてきたようだ。

「このおじさん、不審者なんですー」

「いや、私はこの子たちに何もしてないよ。ただ通りすがりに話しかけただけだ」

必死の弁明を繰り返す私の顔を、上から見下ろしながら彼は言った。

「あんたが不審者に思われても仕方ないよ」

彼は私の半ズボンを指差した。



半ズボンのチャックが開いていた。

私はマネキンだから下着などはつけていない。

哀れぽこりんくんは、丸出しとなって子供たちに「こんにちわ」をしていたのだ。

私が慌ててチャックを上げる様子を見ながら、外人エックスは小指を突き立てて笑っていた。


2016/11/28 09:00|外人エックスTB:0CM:0

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