●●
人間最後の日

すぐそこにある


|





プロフィール 

足田代

Author:足田代
誰にも言うなよ!


カテゴリー 

下のカテゴリーは古い順に並んでいます。 最初から読みたいときにどうぞ。


広告 


フリーエリア 


広告2 









FC2カウンター 

現在の閲覧者数:

外人エックスの真実


私はまたイオンにいた。子供の靴や洋服を買うというので連れてこられたのだ。

子供は成長が早いからすぐに服が着れなくなってしまう。

その点私などは成長も止まっているからお金もかからない。何年も同じ服を着られる。

ただし、太ってくると話は別だ。服もそうだが、ズボンだって履けなくなる。

最近は食事に気を使っているので、それも心配なかった。だから私の服はいつまでも変わらない。

例によって女性の買い物は長い。待たされている方はたまったものではない。

洋服売り場を離れて、私は一人で旅に出た。


マネキン

(クリックすると拡大するらしい)

家族そろって素敵な洋服に着替えている。しかし、なぜ外人なのだろう。

今思い起こして見ると、過去に見た記憶の全てが外人であるように思える。

確かにかっこいい。しかし、その服を買って着るのは日本人である。

マネキンも日本人バージョンがあってもいいと思うのだ。




私の頭の中で、新しいマネキンが誕生する。




そこは古びた工場の中。

たくさんの機械がせわしく動く様を窓越しに見ながら、私はショーケースに飾られていた。

ここはマネキンの開発室だ。私のほかには外人のマネキンが多く並んでいる。

今までに作られた歴代のマネキンたちは、目鼻立ちがキリッとして格好がいい。

新参者の私にとって、彼らは大先輩だ。ここでは小さくなっていなければならない。

もっとも、私の身長は彼らに比べれば低いことは言うまでもないのだが・・・。



隣の彼が私に向かって言った。

「あんた日本人だね。初めて見るけど、小さいねえ」

「皆さんに比べたら私の背が低いのは仕方ないことです」

「そうじゃないの、あれだよ、あれ」

彼の上品に折れ曲がった指先は私の半ズボンを指差していた。

なぜ私だけ半ズボンなのだろう。しかも上はタンクトップだ。これじゃあまるで裸の大将だ。

彼らはみなスーツやドレスを身にまとっている。

なのになんで私だけこんな格好をさせられているのか、考えてみても答えは出なかった。

「私だけなんでズボンが短いのでしょう?」隣の彼に聞いてみた。

「中身の問題でしょう」

彼はさらりと言ってのけた。そしてすぐに視線を他へうつす。

あきらかに私のぽこりんくんをバカにしているではないか。これには頭にきた。

いくら新人だからといって、言っていいことと悪いことがある。




私はありったけの力をこめて身体を動かした。


固定された関節を動かすことは出来なかったが、胴体の部分だけひねらせることは可能だった。


振られた私の右腕は、隣の彼の下腹部に激突する。


「オウ、ノー!」


私は何度もそれを繰り返す。彼が土下座して謝るまでそうするつもりだった。


「オウマイゴウッ!!」


彼の表情は苦痛にゆがんでいるように見えた。しかし謝ろうとはしなかった。


何度目かの打撃を与えたところで、ガチンという音とともに彼のベルトのバックルが壊れてしまった。


そして、彼の履いていた高級スラックスはするりと床に落ちたのだ。


私は外人エックスのぽこりんを目の当たりにした。


なんとそれはかかとの辺りまで伸びていた!


私はがっくりとうなだれた。自分が半ズボンを履かされている意味を理解したからだ。



2016/08/10 09:10|外人エックスTB:0CM:0

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://psz.blog42.fc2.com/tb.php/168-3ac5596e

↓投票するのよっ!! 



人気ブログランキングへ
↓人間最後の日

最近の記事+コメント 


リンク 


このブログをリンクに追加する

FC2カウンター 


ブログ内検索 


RSSフィード 


pranks 


アルファポリス 




↓タベグロ

↓じじいの巣


↓冬の夜の楽しみ
↓スマートホンこわい

Copyright(C) 2006 人間最後の日 All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.