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足田代

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タベグロ (59) チーズin399円に食いつく貧乏人


こんなじじいでも、たまにゃあ家族サービスでハンバーグ食べるんだぜ。

だって通常549円のところ、なんと399円のチラシが新聞に挟まってきたんだもんな。

貧乏人はこういう時すぐに差額を計算するんだ。150円引きだよ。

これなら3人で食べても千円ちょっとじゃねえか。しかもその写真がまたうまそうだ。



「おい、今日のお昼はハンバーグでも食べに行くか」

いつもラーメンばかり食ってる貧乏人が、ハンバーグとはどうしたものか。

妻ばばあと子供は少しうろたえながらも賛成してくれる。二人とも肉好きだからなあ。

思ったほど混んでもいなくて、注文してからそれほど待たずにハンバーグが到着する。

ガスト チーズin


このハンバーグ、実は中にとろけるチーズが入っているのですよ。

ガスト チーズout


うーん、これは貧乏人には表現できない味ですなあ、おいしゅうございます。

399円ハンバーグに、みんな大満足。ところがこれはハンバーグ単品のお値段。

このハンバーグにはご飯もスープもついていませんのことよ。

別料金でライスとスープ、ドリンクバーセットで399円ですとさ。

サラダまで頼んだら、結局一人当たり千円超えてしまったのよ。とほほほ。
2017/06/28 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (118)

日も長くなり、仕事帰りの時間帯はまだ十分明るい。

そんなわけでおいらの通う体育館のランニングコースやトレーニングルームは混雑しているよ。

トレーニングルームは若い人がずいぶん増えて、利用者の平均年齢をぐっと引き下げてくれている。

しかし、若いもんは体力すごいよね。じじいにゃあついていけませんのことよ。



体育館二階のランニングコースには、おいらの天敵「屁こきじじい」が毎日登場。

会社帰りの作業着を脱いで、相変わらずのスピードでひた走っているよ。

いつぞや追い越し際に屁をかけられたことは今でも忘れちゃいねえ。

仕返しをするチャンスをずっとうかがっていたんだよ。ちょうど屁も出そうだしな。



その時チャンスは訪れた。

マラソン競技ばりのスピードで走り終えた彼が、ゆっくりと歩きだしたんだ。

こうなりゃ追い越しざまに屁をかけることも容易だ。

はあはあと大きく息を吸い込んでいるうちなら、長時間息を止めることも難しいだろう。

トラックのカーブに差し掛かったところで、前方に歩いている屁こきじじいを発見。



屁こきじじいよ、いつぞやの復讐だ、思い知るがいい。

ブビビヒッ。

ありゃ、追い越す前に屁が漏れちまったい。これは最悪だ。

エロエロエッサイム、どうか彼が一周回っても匂いが残っていますように。

でも、その前においらが先に回っちまうけどよお。
2017/06/26 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

タベグロ (58) カレーラーメンの残り汁おやじ


さて、極太麺が特徴のラーメン店にまたやってきましたよ。

前回はつけ麺はあまりにも太く、そして硬いので、ちょっと評価が難しかった。

しかし、相変わらずのランチには特盛まで無料という太っ腹ぶりには頭が下がります。

このお店はカレーラーメンがおすすめとのことだったので、食べてみることにしたのさ。



しばらく来ないうちに店内の壁には矢沢永吉のポスターがでかでかと貼られていた。

しかもあの伝説のバスタオルまで・・・。店内に流れる曲も彼の曲ばかり。

いつからこんな風になったのかは知らないが、メニューやサービスは相変わらず。

カレーラーメンを頼んでから気付いたのだが、麺の太さを注文時に選べるらしいのだ。

細麺にすればよかったと後悔していたら、グツグツと煮えたぎった石碗がやってきた。

きらカレーラーメンライス付


煮えたぎるカレースープの熱いこと熱いこと。鼻水と汗が吹き出してくるよ。

そばにあったティッシュでは物足りないくらいの大量の汗にまみれ、やっとで大盛り麺を食べつくしたじじい。

そうだよ、無料だから麺大盛りしたんでございますですよ。貧乏根性で悪かったな。

しかも、ライスまで残り汁に入れておじやにして食べてくださいとのこと。

もう腹がいっぱいで食えませんけど、それでもカレーおじや食う貧乏じじい。

食べ終えた後は頭の先からつま先まで、濃厚カレーおやじだい。
2017/06/24 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (117)

いつもの体育館でランニングしていると、見かけぬお姉さんが歩いていた。

彼女が近づくと香水のいい香りが漂ってくる。これはシャネルに違いない。

パーマをかけた長い髪の後ろ姿しか見えないが、彼女をミス・シャネルと勝手に名づけたんだ。

おれは走っているから追い越すことしかできないのでその顔を拝見することはできない。



何週も走っていると、追い越すたびにいい香りがおいらを振り返らせようとする。

でもまさか、わざわざ振り返っていたら不審者だと思われる。

これが若い男ならまだしも、おいらじじいだからよお。訴えられたらかなわねえぜ。

それにしてもいい香りだよ、ミス・シャネル。紫のウエアがまた素敵じゃねえか。



ランニングを終えて、いつもの中間点でストレッチ運動をしていたら彼女が近づいてきた。

そうだ、こっちが待っていれば必然的に顔が見られるもんな。

そうそう、おいらの好みに合わせてちゃあんとメガネまでかけてくれてるし。がははは。

・・・!!

ああ見なければよかったよ、かなりミセス・シャネル。
2017/06/22 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

タベグロ (57) 一杯で二度おいしいラーメンつけ麺


トレーニングの後は腹が空いてるから、ご褒美にラーメン大盛無料だよ。

久しぶりにやってきました、にぼしという名前のついたラーメン屋さん。

過去にしょう油、味噌と食べてきたのでだいたいの味はわかっている。

今日はまだ食べたことのない「背脂ラーメン」にチャレンジしてみることにした。


にぼしまじん背脂しょう油ラーメン

大盛り無料はいいのだが、この店の大盛りを食べていると汁がなくなってくるのだ。

だから今日はわざわざ取り皿を頼んで、麺を取り分けていただくことにした。

にぼしまじん背脂しょう油分割

まずは普通にラーメンをいただいてみるが、にぼしのダシが効いていてうまい。

背脂も魚介系のダシにはとても合うようだ。

どんぶりに残った麺はあっという間になくなってしまった。


にぼしまじん背脂しょう油分割つけめん

さあて、お次は別皿に取り分けました麺でつけ麺といきますか。

うーん、しかし取り出してから時間のたっている麺はどうもいかん。

コシのない麺はつけ麺にはどうも向いてないようだ。

こんな時はスープにしばらくひたしてからいただきますのことよ。おほほほ。

って、これじゃあ普通のラーメンに逆戻りじゃん。
2017/06/20 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (116)

休日の土曜日にもトレーニングにやってきたじじい。

明日はこの体育館で地域のイベントがあるらしく、一般のランニングや筋トレルームも使用禁止らしい。

だから今日は朝からトレーニングしておこうと思ってやってきたんだよ。

ちょうど昨日で一か月ごとの定期券も切れてたから、お姉さんに新しいものを発行してくれと頼んだのさ。



定期券購入用紙に記入している最中にお姉さんが、

「明日も来る予定はありますか?」と聞いてきた。

「いいえ、だいたい明日は使用できないでしょう」

「それが、明日のイベントが外で行われることになったので、逆に中がガラガラなんですよねえ」

おい、もしかしてこのお姉さん、おいらのこと誘ってんじゃねえの?

「じゃあ、明日も来るかもしれません」

明日はお姉さんと同伴出勤だぜ。がははは。



喜びながら定期券の発行を待っていると突然お姉さんが、

「たまってますねえ・・・」と話しかけてきた。

そういやこの頃さっぱりご無沙汰で・・・・。

おい、なんでそんなこと知ってんだよ!!

彼女が指差す先を見ると、おいらの定期券入れに古いカードが残っているのだった。

「あ。捨てちゃってください」

妄想が妄想を生んで、とんでもねえ一人不倫騒ぎになるとこだったい。
2017/06/18 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

タベグロ (56) 100均でとうもろこし

はいはい、今日はじじいが大好きな100円均一の店にやってきてますよ。

なんでも100円だからとってもお買い得な気がして、ついつい余計なものまで買ってしまう。

特にじじいが物色するのは食品コーナー。

賞味期限が近づいたものや売れ残り商品などが、時々2個セットとかで売られていることもある。

そういう掘り出し物やお宝を発見しては喜んでいる、それが貧乏人の幸せなのだよ。


100円均一とうもろこし

さて、今日のお宝はこれ、真空パックのトウモロコシ。

丸ごと一本がゆでられていて、そのまま食べられるというから便利なことこの上ない。

袋を破ってそのままかぶりつこうかと思ったが、中からゆで汁が一気にこぼれだす。

おかげでズボンにコーンスープが染み込んじまったぜ。ぺろぺろ。



こぼれた汁を雑巾で拭きとった後は、色気のいいトウモロコシに思い切りかぶりつく。

口の中いっぱいにトウモロコシの汁が充満する。とても甘い味だ。

でも何かが足りない。一粒一粒が圧縮されていて食べた感じがしないのだ。

缶詰のトウモロコシでさえふっくらプリプリ感があるというのに、これにはまったくない。

人間でいえば歳をとって皺くちゃになったじじいみたいなもんだ。
2017/06/16 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (115)

日勤生活が長く続くとどうも生活のリズムがいいようだ。

おかげで体重も徐々に増えだしてきている。土日はラーメン食ってるしな。

食生活の改善も大事だが、トレーニング自体も以前に比べて少し優しくなってきているのも事実。

歳をとったらあまり無理をしちゃいかんと、勝手に自分で楽な道を選択していた節もある。



実際に昨年の冬から腰が痛くなったせいでトレーニングのメニューを改善したつもりだった。

でも、腰の痛みは治ることなく続いている。トレーニングをサボると治るからたちが悪い。

そうやって徐々に楽な道を選んできたじじい。それがいけなかったのではないだろうか。

というわけで、休日には朝と夜の2回トレーニングをすることにしてみた。



さすがに足がキツイし腰も痛い。しかしこの痛みは普通に筋肉痛だよ。

やはりトレーニングが足りていなかったようだ。

夕方ちょっと早めのランニングを終えて、へとへとになりながら筋トレルームへ向かうと、あの定年じじいが姿を見せた。

ああよかった。彼はまだ元気にやっていてくれたんだ。

どうやらトレーニングを終えたようで、おいらに話しかけてきてくれた。

「最近アルバイトを始めたんで、午後からのトレーニングに変えたんですよ」

なるほど、そういうわけだったのか。



久しぶりの対面にうれしくなったが、今後もなかなか会えないのだろうと思うと少しさびしい。

筋トレ仲間がまだがんばっているのを確認できて、自分もしっかりやらなくちゃと再認識したじじい。

でも、筋トレルームに入る前からもう体力の限界がきていたようだ。

今まで2回目の筋トレリタイヤを経験したよ。がんばれじじい。
2017/06/14 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

タベグロ (55) バリカタかバカ舌か

この間深夜に一人で訪れた博多ラーメン屋さんを再訪問。またどうせ一人ですけどよお。

前回とんこつラーメンを食べた時に、常連さんの「バリカタ」という言葉が気になって仕方がなかったんだ。

裏ラーメンミシュランを自称するおいらがバリカタじゃないなんて、もしかしたらものすごい恥ずかしいことだったんじゃねえかってな。

だいたい、バリカタの麺すら注文したことも食べたこともないんだから情けない。



だから今回は間違いなく「バリカタ」で注文する。

すると、これまた常連さんらしい客から「替え玉、固めで」と通っぽい追加注文。

はてさて、固めとバリカタはどちらが固いのだろうか・・・。

そんなことを考えていたら、店の柱に麺の固さとゆで時間一覧表が貼られていた。

それによると「固め」は「バリカタより」一段階柔らかいようだ。

注文から1分も経たないうちにラーメンが到着。

トンコツバリカタ


さすがバリカタ、麺を湯に入れてから20秒のことだけありますな。

でも今日はなぜかスープがぬるく感じられる。

この前おいしかったのになんか違うラーメンを食べているみたいだ。

麺が「バリカタ」であるせいなのか、店員が外国人オンリーだからなのか。

無料トッピングのごまと紅ショウガをたっぷり入れ過ぎたせいか。

最終的においらのバカ舌に磨きがかかってきた可能性もあることが怖い。
2017/06/12 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (114)

よいじじいが住んでるよい街は、駅前通りの夜もにぎやかだ。

仕事帰りのサラリーマンを迎えるための店が夜遅くまでやっているからだ。

どうせ暇なじじいは夜も散歩に出歩いているから、同じ場所でも時間帯で風景の違うところが見られる。

なあに、健康のために散歩しているだけですよ。徘徊とかいうんじゃねえよ。



そんな夜の街をブラブラ歩いているだけで二日続けてポケットティッシュをもらったんだ。

それも1つや2つじゃない。新しい携帯会社の店舗のオープン記念てっしゅが3つ。

深夜には駅前で若いお姉さんからいただけるティッシュが3つ。

なんとこちらは二日続けてもらっているからありがたい話じゃないか。

こんな感じで毎晩散歩でぐるぐる同じところを回ってりゃ、ティッシュ屋さんになれるくらい貯められるぞ。



んで、てっしゅの広告を見てみるとガールズバーのお誘いだ。

がーるずばーてっしゅ

どうせスケベな顔してますよ、悪かったな。

夜中に一人で歩いてるじじいなんて、所詮キャッチのいい餌食なんだろうよ。

ま、警察の職務質問に引っかかるよりはましだけどな。
2017/06/10 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

タベグロ (54) 新大久保で満腹ナッタルビ

妻ばばあの希望で新大久保へとやってきたじじい一行。

新大久保というところは外国人の街として有名だ。

中でも特に韓国人が多く、通りには韓国料理の店やK-POPの店が並ぶ。

韓国ドラマの好きな妻ばばあが好むわけだ。おいらはどちらも興味なし。



そんな韓国の文化が栄えた街では韓国料理も本格的だ。

韓国料理といえば普通は焼き肉だが、最近流行のサムギョプサルやらチーズタッカルビなどいろんなメニューが用意されている。

今人気らしいチーズタッカルビを2人前を注文し、さらに冷麺やらチヂミも頼む。

チーズタッカルビ
冷麺たち


溶けたチーズに鶏肉やうどん、トッポギをからめていただくのだが、チーズの溶け具合がたまらない。

チーズのおかわりも一回だけ無料だというので、チーズをメインに食べた後ですかさずおかわり。

とてもおいしいのだが、チーズというものはそれほどまとめて食えるものではないと痛感させられた。

どうやらもう満腹だ。チヂミも冷麺もチーズタッカルビも残して帰ることになってしまった。

じじい持ち前の貧乏根性もチーズタッカルビにゃあかないませんでしたのことよ。とほほ。
2017/06/08 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (113)

また東京に遊びに来たじじい。まずは大好きな原宿をブラブラ歩く。

明治神宮前から歩くと、ブティック兼カフェのおしゃれな店を発見。

かふぇはらじゅく

ちょうどトイレにも行きたかったので立ち寄ることにした。

食べ物と衣料品が同じ店内にあることに違和感を感じるのは古い人間の話。

ちょっとセンスのよいじじいにゃあ、そのおしゃれな感じがすぐにビビッとくるんだな。

ついでにトイレでもビビッときましたけどよお。



トイレを出て階段を降りると、ペッパーくんがおいらをお出迎え。

ぺっぱーくん

彼がどんな反応を見せるのか楽しみで、目の前で手を振ってみたりした。

すると話しかけてもいないのに、「何を言っているのかわかりません、もう一度言ってください」みたいなことを話してくるではないか。

ペッパーくんよ、おいらそんな誘いにゃあのらないぜ。

最近じゃあ新手の詐欺が増えてるからな。お前の胸の辺りからATMが飛び出してきたらかなわねえ。




明治神宮前も混雑していたが、竹下通りに入るとさらに混雑はひどくなる。

自由に歩くこともままならない、人の群れに挟まれて流れてゆくだけだ。

あまりにも混雑してるから警察まで出てスピーカーで注意の放送を流しているよ。

やっとのことで抜け出して駅に着くとホッとしたじじい。

あとで聞いたんだが、その時間帯に芸能人が出没していたらしいのだ。

ま、せっかくだから芸能人に接触したことにでもしておくか。

名前を聞いてもそいつが誰かは知らねえですけどよお。
2017/06/06 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

恐怖の柿の種

会社の休憩時間に、旅行へ行って来た人からのお土産が出された。

おいしそうなカステラである。それも一個一個個包装されている。ずいぶん値段が張った事だろう。

その袋には小さい乾燥剤のようなものが入っていた。一袋ずつていねいなものである。

メタボチックな彼と一緒にそのお菓子を食べている時、私はふとある疑問を思い出した。

「こういうお菓子は酸化しないように酸素が入らない工夫がされているんだよ」

「へえ、真空パックみたいなもんですか?」

「いや、お菓子は真空パックされちゃいないよ。空気の変わりにガスが入っているんだ」

最近のせんべいなどはみんなこの方法がとられているようである。

「柿の種を知ってるか?6個入りのパックになっているやつだ」

「ええ、知ってますけど・・・」

「フレッシュパックとか書いてあるだろう。あれがそうなんだよ」




彼は日ごろあまり柿の種を食べないらしい。だからメタボチックになるのだよ。

私などは毎日食べないと気が済まない。あれはまさに最高のおやつだと思っている。

しかし私には大きな疑問がある。フレッシュパックと呼ばれるその方法は、酸素を追い出して窒素ガスを充填するやり方である。

だから袋の中には窒素がほとんどで酸素は入っていないのだ。

もし万が一、いやしい人間がいて、この袋を開けてすぐに口をつけて息を吸い込んだらどうなるだろう。

窒息死するような気がして怖かったのだ。いつもそう思いながら袋を開けていた。

「だから袋を開けてすぐに口をつけて吸い込むと死ぬんだよ!」

「そんなことないですって、死にませんよ」

「窒息なんてほんの一瞬で死んでしまうんだぞ」

私はその恐ろしさをよく知っていた。知り合いがそういう事故で死んでしまっているからだ。

そのことも話してやったのだが、まだピンとこないようである。

「袋を開けたとたんに空気が入るじゃないですか」

「だから、袋の口を手で押さえてだな、いや、口の中で開けてもいい・・・」

「そんなことやるアホな人間いませんよ」

メタボチックは私を見て笑っている。明らかにこいつは私の事をアホだと思っているのだ。



「絶対にないですよ!」

彼は自信を持って私に反論をする。ほっぺたの肉をプルプルと揺すりながら微笑んでいる。

「じゃあ賭けるか!?」

「いいですよ、絶対にそんなことないですって」

「よし、じゃあジュース一杯な。そこまで言うならお前がおれの言ったとおりにやってみろ!」

「えっ、おれがやるんですか?嫌ですよ!!」

「絶対自信があるんだろう。だったらお前がやるべきだ」

「だって死んだらジュース飲めないじゃないですか!」

「はっはっはー、語るに落ちるとはこのことだよ。今自分で死ぬと言っただろう」

「・・・・・・」

「お前の絶対はこんなものか。あっはっはー」

私はメタボチックな彼の困る顔を見ながら思いっきり笑った。

悔しそうな顔をした彼が、メガネを指で押し上げるしぐさが印象的だった。



しかし、まだ私の疑問が解決したわけではない。

家に帰って食後のデザートとして柿の種を食べる時間が訪れる。

私はいつものように、息を止めて顔をそむけながら袋を開けるのだった・・・。
2017/06/04 09:00|二期TB:0CM:0

じじいの巣 (112)

久しぶりに平日に休みが取れたので、朝からトレーニングに行くじじい。

以前は朝一番の時間帯によくお邪魔してたので、常連さんたちの顔を見るのが楽しみだ。

別に喘ぎお姉の声を聞きたいわけじゃねえぞ。ただあいさつしてもらいたいだけだ。

だいたい、朝から喘ぎ声を聞いてどうするってんだよ。じじいにゃもうそんな元気もねえしな。

でも、どうしてもっていうんなら話は別だけどよお。がははは。



久しぶりの朝一番、例によって喘ぎお姉がランニングしている。

彼女はいつもどおりのペースで変わりなしだ、さすがだね。

たぶんこの後はストレッチを入念にやってからの筋トレルームだよ。

時間は短いが毎日継続することこそ重要なのだと、彼女のしぐさから学んだんだっけなあ。

本当に毎日続けるってすごいことだと思うよ。えらいな、お姉。



お姉とおはようございますのあいさつを交わし、しばらくすると3ばばトリオの登場だ。

こちらも相変わらずの並びで話しながら歩いているよ。

「○○床屋のなんとかちゃんが結婚したんだって」

「それが、20歳以上も年下の男を婿とりしたっていうからすごいわよねえ」

「なんかすごい縁があったんだろうねえ」

3ばばトリオのニュースはいつもフレッシュな話題が豊富だ。



ランニングが終わって筋トレルームに移動するじじい。

もちろん喘ぎお姉はもういない。わざと時間をずらしているのさ。

おいら、そんなスケベ心持っていると思われたくねえもんな。

本当はめちゃくちゃスケベなんですけどよお。



ただ、昨年の秋ころから朝一筋トレの常連だった定年じじいの姿が見えないのがちょっと気がかりだ。

彼とはよくトレーニングしながら会話をしていたから、少し楽しみにしていたのに。

元々腰が悪いからランニングはできないと聞いていたが、具合でも悪くなったのか。

じじい仲間がいなくなるって怖いよな、いつかみんなこうやって消えてゆくんだよきっと。
2017/06/02 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

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