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人間最後の日

すぐそこにある


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足田代

Author:足田代
誰にも言うなよ!


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じじいの巣 (101)

今日もじじいは安売りめがけて買い物だよ。

たとえ遠くても、ガソリン無駄遣いしようとも、特売品にゃあかなわねえ。

安売りめがけてまっしぐら、ついでにいらないお菓子まで買っちまうよ。

だって、レジのすぐわきに置いてあるんだもんな。うまそうなお菓子たち。

せっかく遠くまで買い物に来たんだから、他の店にも寄ってゆくのさ。

だって、車のガソリン代で損してんだぜ。無理やりにでも用事作んねえとな。



帰り道にドラッグストアに寄り道して、100円の飴玉を購入。

レジに並ぼうとしたらどこかのじじいがオレンジジュースまとめ買いしてるよ。

これはきっと特売品だ。そう思ったじじいは即座にジュースコーナーに急行。

あったあった、「広告の品」1リットル95円のジュースたち。

飴玉と特売のジュースを手に持って、再度レジに並ぼうとするが結構混雑している。

こんな時は流れの速そうな列を探して後ろにつくことが肝心だ。



観察してみると、買い物の少ないじじいを発見。

どうやら買い物は手に持っているもの一つだけらしい。こういうのを見つけるといいんだよ。

そしてすぐにそのじじいの番がやってきた。手に持っていた買い物をレジに出したのさ。

ドレッシングのような容器でキャップが丸いピンク色。

中味は透明な液体が入っているようだ。えーーっと・・・、確かこれは・・・。

なんとびっくり、ローションだよ。「lolo」みたいな文字が書いてある。

おい、じじい。おれは驚き通り越してうらやましいよ。

ローション一つだけレジに出せる度胸がよお。
2017/03/30 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

タベグロ (43) キミの名はわかめ汁


あっさりしょう油味のラーメンが食べたくなったじじい。

歳をとるとあっさりしたものを好むようになってくるとはよく言われることだ。

少し前まではそんなの好みの問題だと考えていたが、今まさにそれを実感している。

胃とか腸が、脂っこいものを遠ざけようと脳に指令を出しているんだろうな。

その脳もそのうちにおかしくなっちまうんだろうけどよ。



というわけで、元祖というくらいの名がつくラーメン屋にやってきたよ。

この店のメニューにはラーメンではなく「支那そば」と書かれている。

「中華そば」よりもっと古いであろう名前を入れることによって、いかにも元祖なイメージを思わせようというのか。

ただ、初めてこのメニューを見る人は、ラーメンではなく間違って日本のそばをイメージしてしまう可能性もある。

しかしながら、味は確かに昔ながらのあっさりした正統派しょう油ラーメンである。



トレーニング後にプロテインしか飲んでいなかったので腹が空いたじじい。

絶対に大盛りを頼もうと心に決めていたが、あっさりついでにわかめトッピングも増量してしまった。

おもだかやワカメらーめん


丼ぶり大きさにも驚きだが、わかめの量にもびっくりである。でかい丼の表面半分にわかめがたっぷり敷かれている。

こうなるとこれはもうラーメンの前にわかめである。「ラーメン入りわかめ汁」と呼ばれても不思議ではない。

この店特有のスッキリしたスープを楽しみにしていたのだが、わかめの味が溶け込んで海藻スープだ。

欲張りじじいの増量パターンには失敗が多い原因を垣間見たような気がした。
2017/03/28 09:00|タベグロTB:0CM:0

ぼくやってまん (3) バーチャル遊んでまん


ぼくやってまん、スマホゲームやってまん。

おいら、じじいのくせにスマホ使ってるんだぜ。ああ、指で画面触るやつ。

画面も大きいしインターネットも楽しめるから、携帯電話もずいぶん便利になったもんだ。

通信料が高いからSIMフリーに変更したら、月額1600円で使えるようにもなった。

電話代は別にかかるけど、めったに電話なんかしねえもんな。



通信料が3ギガまで無料だけど、家でWIFI使えるからインターネットも無料。

暇つぶしにスマホゲームをダウンロードして遊んでんだよ。

今大人気のモンスターなんとかってやつ。結構面白いからずっとやってるんだ。

でも、所詮じじいのテクニックじゃあ限界ってものがある。

若い奴らにゃあかないっこない。どうせ指先ゴジラだしよ、悪かったな。




そんな精神的、肉体的なジェネレーションギャップを埋めてくれる技もあるんだぜ。

スマホ画面に誘われるままに、ここで一発やってまん。

それは課金という素晴らしいシステム。

課金さえすればすごいキャラをゲットできるガチャもできる。

課金さえすればスタミナ切れでもすぐに回復して遊び続けることができる。

そう、お金次第でいくらでも強くなれますよ、楽しくなれますよ。

どうせバーチャルですけどよお・・・。

あ、また充電なくなってきたよ。

どうせならスマホのバッテリーも課金システムで満タンにしてくんねえかな。
2017/03/26 09:00|ぼくやってまんTB:0CM:0

ミステリー・風呂のイス(解決編)

*前回の{ミステリー・風呂のイス」の続き


私は風呂上りの「あずきモナカアイス」を食べながら、今回の事件を振り返った。

それは長い間誰にも解けなかった謎、それが初めて解明されたのだ。

このことを学会に発表しようものなら、すぐにでもノーベルなんとか賞がやってくるだろう。

しかし、あえて私はこのことを内緒にしておこうと思うのだ。

わかってしまったら面白くない謎もあるからだ。



さて、今回の事件の全貌を解説しよう。

風呂のイスに開いた穴。これは何のためにあいているのか。

現場の証拠写真が物語っている、中途半端な穴。



風呂のイス

(ちょうど入るのだ)

イスの形は違っても、だいたい同じような穴だろう。

何かを入れるためのものだとばかり考えているからわからなかったのだ。

穴があるとすぐに何か入れたくなるのは人間の性だから、その時点で迷宮入りしてしまっていたものと思われる。

まだ、人間の性の確立されていない、はなぞう娘だからこそ解決できたとも言える。




はなぞう娘が発した言葉。

イスからジャンプするように腰を浮かす動作がすべてを物語っていた。



ここでBGMが流れる。曲は「あの鐘を鳴らすのはあなた」、歌っているのはゴッドねいちゃんこと、和田アキ子だ。




~はのはねほー、ならすのは、はなあはー♪ (サビの部分だ)


学生だった頃の私は、毎日のように夢を見た。

同級生の○○ちゃん、白衣の天使ナースちゃん、いろんな登場人物が現れては消えた。

しかし、その晩だけはちょっといつもと雰囲気が違っていた。



なぜかは知らぬが、和田アキ子が現れたのだ。

そして、愛の言葉をささやいてくる。とてもチャーミングに思えていたから不思議である。

見つめあう二人、交わす口付け。そして抱擁。

その場に倒れこみ、アキ子は裸になっている。

あぁ、もう我慢できない。

アッコ、らもー。



母親の怒鳴り声で目が覚めた私は、起き上がろうとする際に股間の異変に気が付いた。

これがうわさのあれか・・・。初めての白い経験だった。

朝一番でパンツを変えていたら、即座にバレてしまう。

私はそのままで学校へ行った。学校でも、帰ってからも変なそぶりは見せなかった。

夜風呂に入るときになって、そのカピカピした部分を、お湯でもみほぐした・・・。

そして、風呂につかりながら、もう一度あの甘い思い出にひたるのだった。



アッコォォォ、 らもー!





「そこまでだ!!」


名探偵・逆コナンの決めゼリフでわれに返った。

そうだ、まだ今回の事件の解説の途中だった。



はなぞう娘が解き明かした答えは「おならをするための穴」である。

もし、穴があいていなかったら、その勢いで身体が浮き上がってしまうというのだ。

なんと素晴らしい答えだろう。理にかなっている。


穴がなければ加圧されたガスが、わずかな隙間から吹き出し「プピー」となるからだ。


「プピー」ならまだいい。


「パピー」になったら大変だ。たまりんくんの入れ物に亀裂が入る危険性があるから・・・。






ともあれ、今回も事件が無事に解決した。名探偵・逆コナンに解けぬ謎などないことを証明できた。



でも、まだ安心はしていられない。

世の中にはびこる不思議な事件はまだ後を絶たないから・・・。
2017/03/24 09:00|ミステリーTB:0CM:0

ミステリー・風呂のイス


その日、私は風呂に入っていた。

仕事で疲れ身体には、これが一番のご褒美だ。冷え切った身体も温まる。

寒い時期に風呂につかると、上がって身体を洗うのがいやになることがある。

せっかく温まった身体がすぐに冷えてくるからだ。

私は湯船につかりながら、身体を洗うのをためらっていた。



我が家の風呂には、身体を洗うときに使うイスがある。

子供の頃から存在していたイスである。何度も買い換えてはいるが、いつもほとんど同じ形だ。

ずっと今まで不思議に思っていたことなのだが、このイスには座る部分に必ず穴が開いているのだ。




風呂のイス


(クリックすると拡大するらしい)

この穴は何のために開いているのだろう。

私は今までこの謎についてずっと考えてきた。



なぜなら、私の本当の名は、高校生探偵 工藤新一。変な薬を飲まされて一瞬にしておじさんになってしまった、




人呼んで、「名探偵・コナン!!」月に代わっておしおきよー)だからである。


今回の謎は非常に難しい。なにせ、うん十年と封印されたままのミステリーだから。

今まで数多くの科学者も、この謎に挑んで敗れ去ったという話だ。

アメリカでは専門の調査チームまであるらしい。しかし、まだこの謎は解決されていない。



私はイスに座ってみた。不思議とその穴の存在を感じることはない。

穴の直径を計ってみる。長さ約5センチ、幅は約3センチだ。穴の形状はいろいろあるので気にしなくてもよいだろう。

穴があると何か入れたくなるのは人間の性である。

指を入れてみた。3本入る。あの湯たんぽと同じだ。

座ったときにちょうどいい位置にあるので、もしかしたらこれは最終兵器ボラ○ノールを使うために・・・。

うまい具合に、足の隙間が開いている。私は試してみることにした。



下の隙間から手を入れてみる。なんか不思議な感覚だ。異次元ポケットに吸い込まれてゆくようだ。

でも、腕の長さには限界がある。前かがみになってやっと指の先が届いた。(あぁ、)

どうやら座薬をさすための穴ではないようだ。

しかし何かを入れるためにあいているには違いないはずだ。

ま、まさかあれを・・・。



私はイスから尻をずらして腰を浮かした。たまりんくんを入れるためだ。

少しきつかったが、なんとか入った。

しかし、このままイスに腰を下ろしたら、尻が後ろにはみ出しているので間違いなくひっくり返ってしまうだろう。

その拍子にたまりんくんがねじれてもげる可能性がある。これも違うだろう。

その時なって私は気づいた。

この穴にたまりんくんを入れる理由がないことに・・・。

私は中腰やや座りかけ、というつらい体勢のまま、たまりんくんを抜こうとした。



が、抜けないのだ!!

私はパニックになった。抜こうとすると痛いのだ。

このまま救急車騒ぎになったらもう家にはいられない。世間の笑いものだ。



私は冷静になって考えた。これはパズルのようなものだと・・・。

こうなるとさすが命探偵・逆コナン。

たまりんを一個ずつ慎重に抜いてゆくことで、なんとか無事にイスと私は分離された。

ああよかった。事件も無事に解決された。



・・・いや、まだ解決してない!!

肝心の謎は未解決のままだ。今回の事件は迷宮入りするのではないかと思われた。



次の日にはなぞう娘と風呂に入る時になったので、冗談まじりにこの話をしてみたのだ。

「このイスの穴はなんで開いているのかな?」

もちろん答えなど期待してはいなかった。

すると娘は座っていたイスからジャンプするように立ち上がった。

その動作と同時に、明確な回答を口にしたのだった。

私はその回答に驚愕の色を隠せなかった。

今まで誰もその謎を解けなかったものを、即座に答えてしまったからだ。

しかも理にかなっているではないか。



今回は助手のピストンくんは登場しなかった。どうやら私とお風呂に入るのが恥ずかしいようだ。

その代わりといってはなんだが、はなぞう娘が見事に私の推理を手助けしてくれたのだ。(はなぞうの推理だ)

今回のミステリーはかなりの難問となるが、ぜひ解決してみてもらいたい。

解決したときには、きっとすばらしい満足感が味わえるだろう。なにせ、大学教授でも解けない謎なのだから・・・。



今回の推理はあくまでもはなぞう娘のものなので、その点に注意してもらいたい。

もちろん、正式な解答ではない。その点はご理解いただきたいと思う。





次回、ミステリー・風呂のイス(解決編)に続く。
2017/03/22 09:00|ミステリーTB:0CM:0

じじいの巣 (100)

いつものトレーニングは夜の体育館でランニング。

朝一の顔なじみのメンバーがいなくて寂しいが、夜の時間帯にはその時間帯の常連さんがいる。

いつぞやの追い越し際に屁をこいて逃げたあのじじいもだ。

今日もおいらより少し早いいつものペースで走り続ける屁こきじじい。

おれを追い越したところで立ち止まる。また屁こくつもりなのか・・・。



立ち止まった屁こきじじいはポケットからモゾモゾと何か取り出した。

かと思ったら、すぐにじゅるじゅるじゅるー。鼻をかんでんだよ。

じじい、風邪うつすんじゃねえぞ。

それだったら屁かけられたほうがましってもんだい。

おっ、折りたたんでもう一度かい・・・。



屁こきじじいはどうもおいらの前で何かを排出するくせがあるようだな。

あ、またてっしゅを折りたたんで・・・。

じゅるっ、じゅるるるーっ!

おいおい、もうてっしゅが膨らんできんつばみてえになっちまうぞ。

って、それをまたポケットにしまうんかいっ!

ああ、力が抜ける。今日はもうトレーニング中止だよ。
2017/03/20 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

ぼくやってまん (2) 左手叩き付けてまん


ぼくやってまん、パチンコやってまん。

土日連休の暇な時間にぷらっと出かけてしまう悪い癖。

絶対負けるとわかっているのに、ついつい大当たりの瞬間を見たくってな。

どうせ当たっても昔のパチンコみたいにたくさん玉が出てきたり、大連チャンするわけでもない。

ただ、演出が派手になった分その幸せな画面が脳裏に刻まれちまうんだな。



しかもじじいが訪れるのは決まって1円パチンコさ。

負けても金額が少なくて遊べるが、儲けようなんて思ったら大間違い。

こうやって年寄りの金はじわじわ毎日吸い取られてゆくんだろうよ。

でも、おいらは他の連中とはちょっと違うんだ。昔とった杵柄のテクニックがある。

ただずっとやみくもにハンドル握ってちゃいけないんだぜ。



ほうら、保留玉が4つになっちまった。これ以上保留しないから打った玉はすべてムダ玉ってわけ。

ハンドルを握る手に力を込めて、ここで一発やってまん。

じじい特選「止め打ち打法」じゃ!!

ハンドルについてる小さいボタンを押すことによって一時的に打ち出しをSTOPできるのさ。

そして保留玉3こを消化した時点でまた打ち出し始める。

たたこれだけの地味な動作だけど、これを一日繰り返してたらどれだけ節約になることか・・・。



ほうれ、スーパーリーチだ。しかも疑似連3回目だよ。

これは続けば続くほどチャンスが増えてくるんだ。色も緑から赤に変わって激熱になった。

おお、主人公キャラのアップからの役物が上から降りてきて・・・、シャキーン!!

こりゃあもうほとんどいただきだな。がははは。

大当たりに備えてドル箱の位置がずれてないかしっかり確認、ヨシ!

最後の「ボタンを押せ!」の合図に思い切りよく左手を叩き付ける。

せえの、GARO--!!

もちろん右手はハンドルを握りながら打ち出しSTOP状態を維持してるのさ。



て・・・、ああ、またハズレだよ。

当然大当たりだと思ってこれ見よがしに叩き付けたところを周囲の人に見られちまった。

しまった、バカっ外れ見られて恥ずかしいまん。

1円パチンコでこれだけ負けるとさすがにがっくりだよ。

止め打ちで残ったわずかな玉を数秒で打ち出した後、貧乏じじいはこっそりと家に向かうのだった。
2017/03/18 09:00|ぼくやってまんTB:0CM:0

タベグロ (42) 欲張りじじいの表面張力うどん

んちゃっす、今日は亀のつくうどん屋さんにやってきたぜ。

早くて安くてうまいと三拍子そろったうどん屋さんで有名なこのお店。

人気店だけに休日のお昼時は混んでるんだよな。駐車場には入ったものの、満車で停めるところがない。

うろうろしていたらちょうど一台出て行ったのでラッキー池田。

店にさえ入ってしまえばこっちのもの。厨房に沿って人間が流れてゆくだけだ。



かけうどんならなんと290円で食べられるというからありがたい。

でも今日は腹空いてるから大盛りにしちゃおっかなあ。プラス100円なり。

おっ、きつねうどんもあるのか。お揚げがうまそうだな、某どんべえより大きいぞ。

きつねうどんに変更してレジに行く間に、揚げたての天ぷらが待ち受ける。

でっかいちくわ天が、ジュワジュワいいながら飢えたじじいを誘う。

丸亀きつねうどんちくわ


レジにたどり着いた時にはなんとびっくり630円なり。

290円だったうどんの値段がいつの間にか倍以上になってしまったよ。

こうなりゃ元をとってやろうと、無料のネギを山盛りにするじじい。

さらに無料の天かすもたっぷり盛り付け、生姜も大さじ一杯たっぷり投入。

セルフサービスのつゆも表面張力のゆるすところまで注いだのはいいが、着席するまでに50cc以上こぼしたよ。

しかもそのつゆが生姜の味しかしねえしな。
2017/03/16 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (99)

職場でインフルエンザが大流行。最初は60過ぎの嘱託のじじいから始まった。

その後も60過ぎのじじいとばばあが同時に休む。年寄りは気を付けないとね。

その前日まで3日間、インフルじじいと一緒に仕事をしていたのがおれだ。

しかももう一人のインフルばばあとは隣の机だしな。

だからおいらもかかるんじゃねえかって、みんな好奇心満々の目で見ているよ。



職場でインフルエンザが発症したら、全員復帰するまでマスク着用が義務付けられる。

普段からマスクなんてしたことねえから、なんか息苦しくなってかえって調子が悪い。

元気なはずがマスクのおかげで病気になっちまいそうだ。

でもよお、残念ながらおいらアニマル生まれのアニマル育ちよ。

ちょっとやそっとじゃあ熱なんか出ないのさ。


冗談ばっか言ってるけど、実際に病気になったら苦しいんだよな。

もう十年以上前に一度インフルにかかってるからわかるんだ。

会社休めていいなんて思っちゃいないよ。休んでも苦しいだけだもんな。

だからおいらはちゃんと元気な時に年休をとることに決めてるのさ。

誰にもばれることのない、立派な用事を作ってよお。
2017/03/14 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

合体ロボジンガー

休みの日に、庭のほうで子供の騒ぐ声がする。

まったく騒がしいやつらだ。休みの日ぐらいゆっくりとさせてもらいたものだ。

まだ何か言っている。そのうちにこっちへやってきた。

「お父さん、大変、大変!!」

こどもは大慌てで叫んでいる。いったい何事だろう。

「あそこにヘビがいるよ。怖い!」

「早く家に入りなさい」私は子供たちを安全な場所へ移す。

春になって冬眠から覚めたのだろう。生物たちも動き始めたのだ。

かといって、危険をそのままにしておいてはいられない。



カチッ!

私の頭の中で何かのスイッチが入った。



「怪獣ヘビジャラー、待っていろ!」


がったーい。ロボジンガー!!




ロボジンガー1号、出動。~てーてけてけて、てけてけて♪


洗い古した軍手が、空飛ぶじゅうたんのようにひらひらと飛んでくる。・・・装着!


ロボジンガー2号、出動。~てーてけてけて、てけてけて♪


昨年買ったばかりのブランド長靴が玄関に待機する。・・・装着!


ロボジンガー3号、出動。~てーてけてけて、てけてけて♪


工事現場で拾った黄色いヘルメット、これがロボジンガーを操作する頭脳の部分だ。

上島竜兵の「くるりんぱ」のように回転しながら装着される。

「ヘルメットーー、オン!」


うーん、くさい。ヘルメットのあご紐に染み込んだ独特の酸っぱいにおいが鼻をつく。


「ロボジンガー、見参!」





ヘビジャラーはまだ庭の隅にいた。どうやら私を見ておびえているようだ。


今がチャンスだ。「ロボット・パーンチッ!」


操作パネルのほぼ中央に位置する緑のボタンを、思い切りよく押し付ける。「ぽちっ」


ういぃぃーん。


油圧ポンプが起動される。今まで赤かったランプが緑に変わった。


圧力メーターが徐々に上がってゆく。ロック解除のランプが点滅する。


「ロック解除!」今度は黄色いボタンを押す。「ぽちっ」


ういんがちゃ、ういんがちゃ。


両腕を固定している金具がゆっくりと外されてゆく。


さらに圧力メーターが上昇する。その針が最大値に到達した。


後は発射の赤いボタンを「ぽちっ」とするだけだ。準備完了。




「ロボット・スコープ!」


照準を定めるための重要なアイテムだ。

これを目に装着することによって、その命中率は格段にアップするのだ。


しゅいぃぃーん。


スキーのゴーグルを大きくしたような目盛りつきのスコープが装着される。


頭の後ろで紐をぎゅっとしばる。見えない部分のチョウチョ結びは難しい。


これをこうやって、それを通して・・・。よし、装着完了!


私は赤いボタンに指をかけながら、ヘビジャラーに狙いを定める。






・・・しかし、もうそこにヘビジャラーはいなかった。


「に、任務完了!!」



ありがとうロボジンガー。人類の平和を守ってくれてありがとう。


そんな声を想像しながら、ぎこちない動きで帰ってゆくのだった。
2017/03/12 09:00|合体ロボジンガーTB:0CM:0

ニコラス刑事・幕末を語る


私がお昼の食事をしようと休憩室に入ったら、例によってニコラス刑事が大きな声で話をしていた。

話の内容は「幕末~明治維新」のくだりである。

私はこの話を何十回と聞かされた。

彼は幕末のことなら何でも知っている。非常に詳しいのだ。

しかし、何度も同じ話を聞かされてはたまったものではない。

私はこの話が始まると、必ず別なことを考えるようになった。自然に・・・。



ニコラス刑事がつばを飛ばしながら話している相手は、新人君。

先日の日記、「性格診断」で書いた男である。(私が手相を作ってあげた)

そうだ、彼はまだこの話を聞いたことがなかったのだ。

新人君は、うんうんと頷きながら必死に聞いている。



ニコラス刑事のその話は、新撰組から始まり、坂本竜馬に及ぶ。

そこで、あの決まり文句が登場する。



「坂本竜馬を暗殺したのは誰だと思う?」


そして、相手が考える暇も与えずに、続けざまにこう言うのだ。



「あれは、西郷隆盛なんだよ。なぜかわかるか?」


さらに、相手に答える暇を与えない。


「竜馬を殺したやつが吐いたセリフを聞いた人がいるんだ。それが西郷隆盛の国訛りだったのさ」


もう、天にも昇るくらいいい気持ちになっている。


そして、さらに会津白虎隊の生き残りのかわいそうな話になり、最終段階だ。


「それよりかわいそうなのが、二本松少年隊だあ!」


ニコラス刑事がひざを叩く。くわえていた爪楊枝を飛ばし、その口調も一気にヒートアップする。


都合30分ほどかかっただろうか。ニコラス刑事は気分をよくして休憩室を後にした。




やっと訪れた静寂の中、私は新人君に声をかけた。

「どうだ、勉強になったか?」

新人君はメガネの縁を指で押し上げながら言った。




「いやあ、実は3回目なんです」


メガネのレンズがきらりと光った。その奥に見えるのは涙なのか。

恐るべしニコラス刑事。新人君もすでに被害者になっていようとは・・・。



わが職場では、ニコラス刑事のいる前での歴史の話はタブーとなっている。

そこから強引に幕末へタイムスリップさせられるからだ。
2017/03/10 09:00|ニコラス刑事TB:0CM:0

ぼくやってまん (1) 裸見せたいまん


ぼくやってまん、筋トレやってまん。

じじいのくせに筋肉トレーニングなんて意味ないように思えるだろう。

でも健康のためには非常に重要なことなんだ。食事にも気を遣ってる。

長生きして何かいいことあるかって聞かれたら、そりゃあ答えに困るけどね。

筋トレ始めて一年半以上過ぎて、それなりに腹筋も割れっぽくなってきて結果が目に見えるようになったのさ。



自分でいうのもなんだけど、タバコをやめて激太りした後に比べたら、ずいぶんスマートでかっこよくなったと思うんだ。

でも、残念ながらその身体を見せる人がいない。

ああ、誰かおれの裸を見てくれ。


ぼくやってまん、裸を見せたいまん。



腰にタオル一枚ひっかけて、やってきましたスーパー銭湯。

目の前に広がる富士山ふもとの湯船に向かって、鍛え上げた肉体での一人パレードさ。

中年太りのおじさん、ガリガリにやせたお兄さんよ、ほうれ見てごらん。

ああ、こんなに大勢の人に見てもらえるなんて幸せだ。トレーニングしたかいがあったというものだ。




タオルを投げ捨て、ここで一発やってまん。

ボディービルダーよろしく自慢のポーズ。

「おじさんのお毛毛、白いの一本生えてるよ」

突然話しかけてきたのは近くにいた小学校低学年と思われる男の子。

その子が指差す先は、まさにおれのポコチ。

一本だけ生えてる白いものを発見されてしまったのだ。

しまった、裸見られて恥ずかしいまん。

おれは慌ててポコチに手を当て、湯船に背を向けて脱衣場へと戻るのだった。
2017/03/08 09:00|ぼくやってまんTB:0CM:0

タベグロ (41) 大盛無料に餃子も無料で貧乏性


新聞のチラシにまたラーメン屋の餃子無料券がついてきたよ。

月に一度くらいの割合で折り込んでくるんだけど、チラシは結構見過ごすことが多い。

だからたまに見つけた時はうれしくなってハサミで無料券を切り取って大事にしまっておくんだよ。

昨日見つけたその餃子無料券のチラシには、いつもの新作ラーメンの宣伝ではなくたくさんの種類の写真がのっていた。



なんとラーメン各種大盛り無料という期間限定サービスもやってるというではないか。

今までは限定メニューのみのサービスが多かったのだが、ほとんどすべてのラーメンで大盛り無料らしい。

貧乏人にはたまらないお誘い話だよ。行くっきゃねえし。

おいら、ポケットに無料券ぶっこんでさっそくそのラーメン屋に行ったのさ。

最近人気メニューとなった「野菜味噌ラーメン」の大盛りを食べるためさ。

こうらくえん野菜味噌大盛り無料


はい、もちろん餃子もちゃあんと注文しておりますとも。

開店と同時にやってきたら一番乗りだったが、後からじじいばばあがどんどんやってくる。

後ろの席についてじじいとばばあの夫婦は、何を注文するか迷っていたがしっかりと餃子無料券を持っていた。

貧乏じじいに貧乏ばばあはそれぞれ、味噌チャーシューと豚バラしょう油を注文。

しかし、よくそんな細かいことまで覚えてるよな、おれ。



注文後に店員から「ただいま大盛無料キャンペーン中ですが、いかがされますか?」と聞かれ。

じじいはすかさず「大盛りで」と答える。

「もう一つの方はいかがなさいますか?」

「じゃあ、大盛りで」

おい、ばばあ。お前大盛り食えんのかい?

無料だからといって欲張っていたら腹こわしちまうぜ。

かくいうおれの腹も今夜から明日にかけてがピークなんだよな。貧乏性胃腸炎ってやつさ。
2017/03/06 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (98)

交替勤務を終えて普通の生活に戻ったじじい、なぜか急に酒を飲み始める。

これまで家で飲酒する習慣がなかったのに、おいしい日本酒を飲んだのがきっかけになっちまった。

しかも、もらい物の古いウイスキーを続けざまに処理することになって依存症になったのか。

でもよお、それが毎晩の楽しみみたいになってしまうのって普通なんだろうな。

酒も少しであれば身体にはよいという話もあるしな。



交替勤務のときは眠れないことが多くて医者から睡眠薬をもらっていたが、お酒と一緒に飲んではいけない。

だから睡眠剤はずっとその間飲まないでいたんだ。酔いに任せて眠れるからかえって身体にはいいかもしれねえ。

ただ、なんか知らないが酒の量が徐々に増えてきているような気がしないでもない。

ウイスキーの水割りが毎晩ちょっとずつ濃くなってゆく。作るときに氷が溶けるのをあらかじめ意識してんだろうな。

つまみはなくてもいいが、もっぱら安いするめを焼いている。一枚100円くらいのやつだよ。



そしてついにもらいもののウイスキーもなくなったんで、ウイスキーを買いに行ったんだが高級ウイスキーはやっぱり高いね。

一番安いであろう「トリス」にしてみたんだが、もらいものの高級ウイスキーからの格差は大きすぎるよ。

これだったらアルコール入ってりゃなんでもいいんじゃねえかって。

んで、今はとてつもなくでけえペットボトルの焼酎にしたんだ。なあに、酔っ払えば何飲んでも同じさ。

ただ、グラスに注ぐときに重すぎるから、手が震えて時々こぼしちまうんだ。

んーにゃ、こぼしたやつ舐めたりしねえよ。高級ウイスキーなら別だがよ。
2017/03/04 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

じじいの巣 (97)

最近は病気の種類も増えてきた。聞いたこともないようないろんな名前の病気だ。

昔なら風邪でひとくくりされていたものが細分化されて、なんとか性胃腸炎だのウイルス性なんとかだの・・・。

冬にかかりやすい病気だけでも、ノロウイルスからなんとか性胃腸炎にインフルエンザ・・・。

しかもインフルエンザなんて種類がいっぱいあって、ワクチンだって効くのかわからねえってんだ。



そんなわけでうちの子供も感染性胃腸とやらにかかったのだよ。

クラスメイトの一人がその病気で休んでいたというので、てっきり感染したものと思っていたが、医者の話では具合がよくなったら医者へ行ってもよいという。

感染性という名前だけあって、他の生徒にうつるといけないので心配したがその必要もないらしい。

じゃあいったいどこから感染したっちゅうんじゃい。



子供も次の日一日休んだだけで学校へ行けたので一安心していたら、なんかおいらの腹もおかしいぞ。

でも特別に腹が痛いわけじゃあない。屁が止まらねえのよ。それも超臭えやつ。

まるでウコン垂れ流しみてえな匂いがするから、たぶん腹の中腐ってんじゃねえかな。

こりゃ感染性胃腸炎以上の、腐食性胃腸炎かもしれねえぞ。

でも、こんなことで医者なんかいかねえよ。根性があればなんでもできる。(ぷう

あ、また出ちまったい。ああ、臭え臭え。心配すんな、身は出てねえからよお。
2017/03/02 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

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