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人間最後の日

すぐそこにある


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足田代

Author:足田代
誰にも言うなよ!


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じじいの巣 (83)

おいら、一週間もしないうちに2本目の親不知を抜いちまったよ。

この根性だけは受付のおねいさんにも認めてもらえてると、勝手に勘違いしているじじい。

今回もそれほど痛みはなかったが、やはり少し腫れぼったい気はする。

熱い湯や激しい運動は控えるように言われたが、日々のトレーニングだけはやめられねえ。

でも、昔の大量出血の記憶があるから筋トレだけは休もうか・・・。



そんな気持ちになった途端、走る気も失せてきたじじい。

「なんだか具合が悪いから走りを止めろ指令」が脳にたどりついてしまった。

ピタッとランニングをやめてウォーキングに変更する。

せっかく来たんだから一応ぐるぐるトラックを回らねえとな。その分長い時間運動すりゃいいだろう。



でも、それも長いことやってるとなんだか物足りなくなってくる。

歯が抜けたくらいで走れないなんて、じじいの風上にも置けないじゃねえか。

そこからは心機一転、いつもより1.5倍くらいスピードアップだぜ。

どんなもんだい、これが噂の歯抜けじじいだよ。がははは。

うう・・・、

2周回ったところで、出血より先に体力の限界でギブアップでしたとさ。
2016/11/30 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

外人エックスの微笑

いつの間にか私はまたジャ○コに連れてこられていた。

私がふらふら一人旅をしていると、またマネキンが現れた。


子供マネキン 001

(新種のマネキンだ)

子供のマネキンだが今度は外人ではなかった。

これはマンガの世界から飛び出してきたような子供たちではないか。

日本人と言えるのかどうかは別問題として、マネキンの世界にもマンガが浸透しつつあるようだ。

先日のギャルマネキンとは少し違って、こちらはあきらかに子供服だ。

しかし、こんな目のでかい子供がいるもんだろうか。




私の頭の中は、元祖日本人マネキンとなって、彼らの前にいた。



「やあ、キミたち。二人そろってお散歩かい?」

私はきさくに話しかけた。

「・・・」

やはりまだ子供だ。恥ずかしがっているのだろう。

男の子は背中にリュックを背負っている。中身はたぶんおにぎりだ。私の好物だから匂いでわかる。

女の子の方は手に持っている。こっちはサンドイッチでも入っているに違いない。

そういえば腹が空いてきた。昨日から何も食べていなかった。

でも、大の大人が子供から食べ物を分けてもらうなんて恥ずかしいことだ。



男の子は肩から紙きれをぶら下げている。これはラジオ体操のカードだ。

懐かしいではないか。よく見ると子供の頃の私に瓜二つだ。

親しみを感じた私はさらに話しかけた。

「子供のくせにデートとは、うらやましいね。お・ま・せ・さ・ん!」

すると、女の子のマネキンが突然口を開いた。

「不審者でーす。誰かぁーっ!」

男の子がリュックに付いていた防犯ベルのひもを勢いよく引っこ抜いた。

ぴぃーーーーっ!!

「わ、わ、私は不審者じゃないぞ。き、き、キミたちやめてくれたまえ」

慌てた私の口調が裸の大将になってしまっている。

「誰かぁー、助けてくださーい」

女の子はまだ必死に叫んでいる。

やめてくれ、私は何もしていないじゃないか。ただ話しかけただけだろう!



「いったいどうしたというんだい?」

やってきたのは外人エックス。紳士服売り場から駆けつけてきたようだ。

「このおじさん、不審者なんですー」

「いや、私はこの子たちに何もしてないよ。ただ通りすがりに話しかけただけだ」

必死の弁明を繰り返す私の顔を、上から見下ろしながら彼は言った。

「あんたが不審者に思われても仕方ないよ」

彼は私の半ズボンを指差した。



半ズボンのチャックが開いていた。

私はマネキンだから下着などはつけていない。

哀れぽこりんくんは、丸出しとなって子供たちに「こんにちわ」をしていたのだ。

私が慌ててチャックを上げる様子を見ながら、外人エックスは小指を突き立てて笑っていた。


2016/11/28 09:00|外人エックスTB:0CM:0

もんじゃらあ


・・・こんな夢を見た



丸顔の後輩が、私のところへCDを返しにやってきた。

そのCDは、私がこよなく愛するバンドのものであったが、他人に貸したこともすっかり忘れていたようだ。

かなり古いものであったが、私にとっての名盤である。

懐かしさがこみ上げてきて、うれしくなって後輩に感想を尋ねてみた。

「いやあ、おれにはちょっと馴染めませんねえ・・・」

後輩は頭をかきながら答える。私の名盤を侮辱するような答えだ。

「これが馴染めないというのなら、一体お前はどんな曲がいいというんだ!」

怒り気味になった私に、上から目線で後輩は答える。

「実はおれ、バンド組んでるんですよ。『ぷざん』って知ってます?」

「名前は聞いたことはあるが、知らないなあ」

彼は一枚の写真を私に見せる。

それは有名なテレビのアナウンサーだった。イケメンで知られている男だ。

「もこぬきさんがボーカルやってるんですよ」

こんな有名人と一緒ならさぞかし売れているに違いない。

しかし、まじめな仕事人間である彼が、バンドとは想像もできなかった。




いつしか私はそのバンドのライブ会場を訪れていた。

ボーカルのもこぬきのイケメンぶりが際立っていた。今流行のビジュアル系だろうか?

みんなかっこいいスーツを身にまとい、派手な振り付けをこなしている。

音楽はおしゃれなものから、突然激しいものに変った。

観客が総立ちとなり大歓声が上がる。

もこぬきがネクタイを外して観客に投げつける。

激しい奪い合いの後で、何人か倒れてしまったようだ。警備員が集まってきた。

もこぬきはスーツも脱ぎ捨て、白いシャツまで自ら破って捨てる。かなりエキサイトしているようだ。





「もんじゃらあー!!」


彼の歌声に最前列にいた女性が失神する。また警備員の登場だ。


間奏に入り、もこぬきは上半身裸のままステージを右に左に駆け巡る。


両手を腰の辺りに外に向けてくっつけて、ちょこちょこ歩き回っている。まるでペンギンが綱渡りをしているような奇妙なダンスだ。


音楽が最高潮に盛り上がってきたところで、彼は左の乳首を両手の親指と人差し指で力強くつまんだ。


「うんじゃらあー!!」


彼の興奮する吐息がマイクから大音量で会場に流れる。


「はあ、はあ、はあ・・・」


客席の女性たちの声援は悲鳴のようなものに変わり、かなりの人数が失神した。


激しいドラムの連打が続いて演奏が終了する。


「でんじゃらあ・・・」


チーン!


ドラムの後ろから丸顔の後輩が出てきて、直立不動の体勢でトライアングルを鳴らした。

2016/11/26 09:00|夢の続きTB:0CM:0

タベグロ (27) 嫁バカ怒りの鉄拳!

ハッピーパスという雑誌を見て、クーポンで餃子が無料なので訪問してみることにしたじじい。

家族4人で出かければ餃子も4皿無料だと、欲バカじじいの考えそうな行動です。

店の名前にも「肉バカ」とつくくらいなのでちょうどいいかもしれませんな。がははは。

ということで、休日のお昼に嫁バカ、子バカを連れ立って向かったわけです。

競馬場I・Cを降りて左にすぐあるというので簡単簡単。

下調べもせずにほいほいと、じじい自慢の最高級ハイブリッドマシンを転がします。



I・Cを降りて左に曲がり、しみ○ずくんに言われたとおり左にパチンコ屋さんを目指してひたすらぶいぶいいわせます。

しかし、なんにもないものですなあ、in競馬場近辺。どこまで行ってもパチンコ「N-1」さんは見当たりません。

ここは田舎、きっと思っていたより遠いのだろうと我慢すること約十分、ようやく見えてきましたよ!!

パチンコ「NIRAKU」


はああ、もしかしてし○ーずくんは大きな勘違いをしてるんじゃ・・・。

「あんた、もしかして別のインターで降りたんじゃね?」

と、ついに嫁バカ怒りの鉄拳!

降りるI・C一つ間違えてましたあ~(涙)



はい、やっと到着です。

余計な話が長くなりました。私が悪うございました。爺バカですみません。

気分をとりなおして、期間限定の塩ラーメン。こちらは私と嫁バカが注文。

大盛り10円増しだというので、もちろん欲バカな私は盛りましたですよ、はい。

伯方の塩を使ったスープはあっさりとしておいしいのですが、このスープに太麺はいかがなもんでしょう。

すっきりしたスープには細麺が合うように思うのは、私だけでしょうか?

しゃがらしお


子バカ1号は味噌ちゃーしゅーを頼んでいました。

恒例のレポート「一口チェ~ック!!」

味噌はしょっぱいですな、直線的な味でございます。好みの分かれるところでしょう。

もちろん、こちらは太麺合いますよ。

しゃがらみそ


子バカ2号はヒレカツ丼。

ラーメン屋に来てヒレカツ丼とはなんぼのもんじゃ~い!

責任者呼んでこお~い!

まったく、親の顔が見てみたいもんだ。



最後にクーポン無料ゲットの餃子です。

サービス桃ちゃん餃子

不思議なことに、いつぞや食べたことのある「桃ちゃん餃子」の味に似ています。

まさかそんなはずはないと思いますが、クーポンさんありがとう。

2016/11/24 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (82)

歯医者で虫歯が多く存在することを聞かされたが、どうしても年内に治してくれと医者に頼んだんだ。

そしたらまずは親不知を抜くことから始めましょとのこと。

どうせ麻酔を効かせても抜くときににゃ、メキメキとすごい音とともに激痛が走るんだろ。

でもそんなのは覚悟の上、じじいはこの日のために身体を鍛えていたんだよおねいさん。

見ていてくれよ、エプロンかけてくれたおねいさん。うん、大丈夫だよ。



上の親不知も2本ある。とりあえず最近痛みがある右から抜く予定にしていた。

ところが直前になって「どちらから抜きますか?」と突然医者に聞かれた。

「右の親不知のほうが虫歯になってるんですよね?」一応確認してみると、

「あ、どちらも虫歯になっていますよ」と、あっさり。

じゃあ予定通りの右のほうから抜いてもらうことにしたんだ。



麻酔はチクリとするけど、問題はこの後だ。

しかし、この医者は麻酔が効いているかを何度も確認してくるんだ。

そして、すっかり麻酔がかかったことを知るなり、変な型をくわえさせると少し揺らす。

その後は何だか知らないうちに「はい、もう抜けましたよ」と医者の声。

出血を和らげるために変なスポンジみたいなものを詰めてくれるらしい。

医療技術の進歩はすげえもんだな。これならおねいさんに会うのも楽しみになるってもんだ。

そしてじじいは、またすぐ次回に左の親不知を抜いてくれと頼むのであった。
2016/11/22 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

一円パチンコじじい


最近、「一円パチンコ」なる店が増えている。

通常一発4円で購入して遊ぶ玉を、一円で、つまり1/4の料金で遊べるというわけだ。

少ない小遣いでも遊びに行けるので、店はお年寄りから主婦、サラリーマンまで幅広い層の人間が集まる。

店もそれなりに繁盛しているようだ。

でも、変な気がする。

店の売り上げが1/4になっているということだ。

これではいくら客が増えても、今までのような売り上げを期待することは難しいのではないだろうか。

換金率も確かに悪いかもしれないが、売り上げの違いのほうが大きいと思う。




私もその店へ遊びに行くのだが、実に少ない金額で遊べることに驚いた。千円か二千円で半日以上遊べたからだ。

そしてもっと驚いたのが、午後3時に突然、「アンパンマンのテーマ」が流れ、全員にケーキをプレゼントしていたことだ。

これはサービスが良すぎるぞ。こんなんで店は儲かるのか?

いつしか私は店の心配までし始めた。

こんなことやってたらすぐに潰れちゃうぞ。

ところが店は潰れるどころか大繁盛。地域一番の客入りだ。




客層はといえば、どちらかというとお年寄りが多い感じ。いわゆる団塊の世代の定年後である。

少ない年金で生活する人たちにとって、一円パチンコは、新しい社交の場となっているのだろう。

そんな中に混じって私のような貧乏な男がちらほら。負けてもたいした額じゃないから気楽なものだ。

たまに勝つこともあるのだが、そのときほど一円パチンコのすごさを身にしみて感じる。




一日いて200円勝った。



そういう計算も実は大きな落とし穴があった。途中でのどが渇いて缶コーヒーを二本も飲んでいるのだ。

よく考えてみると財布の中身は確実に減っている。そうだ、昼飯も食った。マイナス500円。




帰りの車の中で、そんな計算を必死にやっている私だった。

今まさに値上がりしつつあるガソリンを消費しながら・・・。
2016/11/20 09:00|二期TB:0CM:0

タベグロ (26) 辛みそ味はテッシュに拭い去られて


はいはい、歯医者の後はラーメンと相場が決まっておるのことよ。

これ、中国4000年の歴史あるね。でもラーメンは日本食だからねえ。

GEO2週間レンタル50円DVDを返却したついでに、ラーメン屋さんに寄ったってわけ。

でも、本当はラーメン食べたくてDVD無理やり夜中まで観たんだぜ。



夏にこの店に来たときは冷やしの和風ラーメンが煮干しのダシですごくうまかった。

普段は来る前に何を食べようか決めてくるもんだが、この店は何がうまいのかわからない。

とりあえず煮干しのダシが効いているラーメンであることだけは確かなのだが・・・。

んで、今日は何にしようかと迷っていたら隣の人が辛みそラーメンを頼んでいた。

「隣の家のラーメンはうまそうに見える」ってことわざにある通り。

じじいは誘われるままに辛みそラーメンを注文した。

にぼしまじん辛みそラーメン


トッピングはコーンだけなのだが、味玉まで付いてくる豪華な具材。中には鶏肉チャーシューも入っていた。

このお店は例によって大盛無料なので、貧乏じじいは迷わず大盛り。

スープの辛さに驚いて汗をかいているうちに麺は徐々にのびてゆく・・・。

辛いスープと増えてゆく麺に追われ、さらに頭から汗が大量に吹き出すじじい。

こんな日に限ってハンカチタオルを忘れちまったよ。

カウンターまでてっしゅをもらいにいって、頭から顔まで汗と鼻水を一緒に拭い去るじじい。

辛いやら恥ずかしいやらで、煮干しのダシなんぞわかりゃあしねえのさ。また今度な。
2016/11/18 09:00|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣 (81)

久しぶりだな、じじいじゃよ。今、歯医者の真っ最中だ。

親不知が虫歯になっているのを知っていて、ずっと放っておいたんだ。

そしたら、派遣で来ていた若いもんから虫歯で大変な思いをしたっていう話を聞いた。

「虫歯の毒がもう少しで脳に届いて死ぬとこでした」

そいつは歯医者では手におえないということで、すぐさま県立病院へ搬送されたらしい。



普段は痛みはないのだが、風邪をひいたり体調が悪くなるとズキズキと痛むくらい。

だからたいしたことないと思っていたんだよ。

でも、10年以上も歯医者行ってないので何を言われるか少し怖かった。

だからじじいは、「親不知を抜いてもらう」ということにして、他の歯もついでに診てもらったんだ。

案の定虫歯はたっぷりとありましたとさ。



じじいがまだじじいでなかった二十歳くらいの頃、下の親不知2本は抜いたんだ。

だけど、その当時は恐ろしいほど痛かったのと、その後の出血が止まらなかったのを記憶している。

だから余計に怖くて逃げていたのだよ。

でも、今のじじいは違う。筋トレ積んでるからな。がはははは。

恥ずかしくて以前通っていた歯医者には行けないから、新しい歯医者を開拓したのだがびっくり。

受付のおねいさんのキレイなこと、かわいいこと・・・。

カトパン似のおねいさんや、きゃりーぱむぱむ似のおねいさんの舞い踊ること3人もいるよ。

おいらのぽこちがもう少し若ければただじゃあおかねえところだがなあ・・・。
2016/11/16 09:01|じじいの巣TB:0CM:0

パトラッシュ・カミンバック!!

こんな夢を見た



私が仕事をしていると、上司がやってきてこう言った。

「すまんが転勤してくれないか」

最近仕事量が減ってきていることは私も知っていた。

しかし、まさか私に声がかかるとは思ってもいなかった。

「行き先はどこですか?」

「それが・・・、北海道なんだよ」

いくらなんでもそれは遠すぎるではないか。私は単身赴任となってしまう。

断ろうと思ったが、私に選択の余地はないようだ。



「これは餞別代りだが・・・」

そう言って上司が渡してくれたものは大きな犬だった。

マンガのパトラッシュぐらいあるだろうか、連れて歩けるようなタイプではない。

「私はペットなんて飼えませんよ。第一大きすぎます」

困惑した私に上司は笑いながら答えた。

「向こうは寒いから、抱いて寝るんだよ」


現地に到着した私を待っていたのは、非常に古い掘っ立て小屋だった。

漁師が海辺で網をつくろうために用意された、雨風だけしのげればいいような感じのもだ。

取り付けられた扉も風化して灰色になっている。

中に入って見ると、窓もないことに気づく。

「窓があるとすきま風が入るからないほうがいいんだ」

現地の案内人はニヤついている。

「これから町内の会合があるから来てくださいね」

私はそのまま会場である場所まで連れていかれた。



そこは剣道をするための道場のようだった。さすがに床は磨かれてピカピカだ。

私を含めた5,6人の中から三役を決めてくれというのだ。

まだ来たばかりなのに、三役なんてとんでもない。私はそうならないよう心の中で祈った。

選ばれたのは、私の会社の同僚だった。彼も転勤させられていたのだ。

彼には悪いが、自分がならなくてよかったと一安心した。

「大変だけどがんばれよ」

同僚は、声をかけた私のほうを見ただけで返事はしなかった。



やっとのことで自分の住む小屋に到着した。

わずかばかりの畳のスペースは、布団を敷けばそれでおしまいだった。

奥のほうに小さいガスボンベとコンロがあった。

まずはお茶でも飲んで落ち着こう。そう思ってコンロに火をつけた。

そのとたんに強烈な風が吹いて、入り口の扉が音をたててめくれ上がった。

猛吹雪が小屋の中に吹き込んでくる。

「ああ、ダメだダメだ。ほら、早くコンロを消さないと!」

私が身をかがめて必死に耐えているところへやってきたのは、現地の案内人だった。

「ほら、すぐに火が消えるんだから・・・」

そう言って、コンロのつまみを元へ戻した。

「これでガス中毒になって死んだやつもいるんだから・・・」

それだけ言って男は出て行った。私は命の恩人にでもあったかのように何度も頭を下げている。



まだすきま風は吹き込んでくる。

こんな寒いところで果たして寝られるのだろうか。

私は上司から贈られた犬のことを思い出した。

愛犬パトラッシュはどこへ逃げたのか、その姿は見えなかった。

私は布団にくるまって寒さをしのいでいた。犬が無性に恋しかった。
2016/11/14 09:00|夢の続きTB:0CM:0

仮面フーフ

妻が子供を叱っている。

どうしたのか理由を聞いてみると、宿題をしていないという。

確かに宿題は嫌なものだ。私自身、宿題はほとんどやらなかった。

ついには子供が泣き出したので、私が口をはさんだ。

「もう遅いから、やらないで寝なさい」

すると、妻がまた怒り出した。

先日の面談の際、先生に「宿題をよく忘れる」と言われてきたらしいのだ。

さすがに、自分がやらなかったことを子供にやれとは言いづらい。

「この次からちゃんとやりなさい」

そう言って、子供を寝かせようとすると、妻がキレた。

「あんたは、だまっててよ!!」




・・・カチッ。

私の頭の中のスイッチが入った。




出たな妻ショッカー!



へーんしん。仮面フーフ!



お腰に付けたホッカイロが回りだす。



ぎゅいぃぃーん。



覚悟しろ、妻ショッカー。



イーッ!


まずは子供戦闘員たちを「子供はあっちへ行ってなさい」攻撃で一掃する。



私の論理攻撃が炸裂する。「学校の勉強が全てではない!」どうだ。



妻ショッカーが弱ってきた。もう虫の息だ。



とどめに私の三段跳び論法を食らわせてやるー!



かめーん・・・、



ん。



妻ショッカーの様子がおかしいぞ。



目からなにかが・・・。



!!




妻ショッカーの涙ビームだ。




様子を伺っていた私はまともに喰らってしまった。




うわぁぁぁぁーーーーっ!!



爆!!!





今回の戦いは残念ながら妻ショッカーが勝利した。

でも、まだ戦いは終わっていない。家庭平和を守るため、仮面フーフは今日もゆく。

ゆけ、仮面フーフ。戦え、仮面フーフ。


(対戦成績は個人情報保護法によって公開できない)
2016/11/12 09:00|仮面フーフTB:0CM:0

ニコラス刑事・パソコンを買う

昨年の暮れに私がノートパソコンを買ったことを聞いて、快く思っていない人物がいた。

あのニコラス刑事だ。

彼はパソコンなど知らない。

だから、私が買ったと聞いてから、ずっと悔しい思いをしていたのだ。

なぜなら、

彼は何でも知っていなければならなかったからだ。



そのニコラス刑事が何を思ったのか、先月にパソコンを買ったというのだ。

たぶん、私に対抗意識を燃やしてのことだと思われるが・・・。

いったい、何に使うというのだろう。

彼が言うには、「音楽をCDに入れるため」だそうである。

ところが、何度チャレンジしても失敗ばかり。

すべてMP3とかいうやつになってしまうらしい。彼の車では再生できないのだ。

このCDというものは、書き込み専用で二度書きが出来ないタイプ。

よって、一度失敗したものはもう使えないのである。

彼はもうすでに何十枚も購入したという。

しかし、いまだにその計画は達成されていない。



最近になって彼は、タイピング練習を始めたらしい。

若い後輩がパソコン検定を受検する話を聞いて、自分でも出来ると思っているのだ。

彼の講義が始まった。

「キーボードなんか見てたら駄目だ!」

そう言うと、両手を前に突き出し、中腰の体勢になった。

「こんな感じだよ」

目をつむりながら、キーボードを叩く真似をする。

彼の太く黒い指が大蛇のしっぽのようにのたうちまわる。

あまりにも醜い姿に私は思わず突っ込みを入れる。




「あんまさんかっ!!」


目をパチリと開けたニコラス刑事は、その不気味な動作をやめて私のほうへ向かってくる。

「ほう、そんなにこってるのかあぁ」

そう言うなり、私の肩を強烈にもみ始めたのだ。

あのゴリラのような怪力で・・・。



プロレスの固め技を決められたように、私は動くことも出来なかった。

ぎゃあ、という私のうめき声で、やっと手を離してくれた。

彼はゴリラだが、人間の頭脳を持っていたようだ。



ニコラス刑事のCD録音は誰に聞いてもわからないという。

そんな彼がとった行動が、カーナビの購入であった。

ポータブル型のナビで、どこにでも持っていけるという優れものだ。

これならMP3も聞けるというのだ。



その名も「ゴリラ」

購入して車のダッシュボードに置いたのだが、「大きすぎて前が見えない」と、また問題を抱えることになった。
2016/11/10 09:00|ニコラス刑事TB:0CM:0

モモヒキも飛んでゆく

500円貯金の彼がモモヒキをはいているというので見せてもらった。

ユニク○で買ったという黒いモモヒキは、結構おしゃれな感じだったのだ。

今は若い人たちでも履いているのだと思うと、長年我慢してきた自分が恥ずかしくなってきた。

なんでも「ヒートテック」とかいうやつで、とても暖かいやつらしい。

「じゃあ、おれも買ってくるよ」

うらやましくなった私がそういうと、彼は残念そうな顔をする。

「それが大人気で売り切れなんですよ」

彼ももう一着買おうと思っていたらしい。

「ユニク○じゃなくても、その辺で売ってるだろう」

私は庶民の見方、「ファッションセンターしま○ら」へ向かった。



その店でもいろんなタイプのモモヒキが売られていたが、私が選んだのはグレーの渋い色だった。

500円貯金の彼が買ったのは一枚1500円だったというが、こいつは二枚で990円だ。

私は迷うことなく二枚入りのやつを購入する。



今まで使用したことがなかったので違和感が感じられるが、履いてみるとすごく温かい。

こんなことならもっと早く履くんだった。カッコをつけるために寒い思いをしていた自分が恥ずかしくなってくる。

こんな素晴らしい商品は、ぜひみんなに着用してもらいたい。

特に若い人には積極的にお願いしたい。そうすることによって、モモヒキ文化が生まれるからだ。



ズボンの代わりにモモヒキを履いて、ファッションショーに出演するモデルさん。

スカートの下に、わざと見せるためにカラフルなモモヒキを履く女子高生たち・・・。

モモヒキは見せるファッションにまで昇格してしまうからすごいじゃないか!

その頃には私が熱望するピンク色のモモヒキも登場することだろう。

町にはモモヒキ専門ショップが出来て、リサイクルショップでは中古のモモヒキがビンテージものとして高値がつく。



やがて、風俗にもモモヒキ喫茶やモモヒキしゃぶしゃぶが登場する・・・。



「いらっしゃいませご主人様ぁ~」

ピンクのモモヒキを履いた若い女の子がメニューを持って注文をとりに来る。

メニューには普通の喫茶店並のメニューが並ぶのだが、その値段には驚きだ。コーヒー一杯が2000円もする。

その名もなんと「モモヒキコーヒー」!

「粗引きコーヒーとかなら聞いたことがあるが、なんだこりゃ?」

「やだぁ、お客さん。知ってるくせにぃー!」

彼女は人差し指を頬に当てながら笑っている。その姿があまりにもかわいいので思わず「モモヒキコーヒー」を注文する。



「お待たせしました、ご主人様ぁ~」

彼女が持ってきたのはどう見たって普通のコーヒーだ。

しかし、テーブルにコーヒーを置いたとたん、彼女は両手を招き猫のように上げてポーズをとる。

「さあ、モモヒキタイムのはっじまりぃ~!」

そういうと彼女は、両手の親指をモモヒキに突っ込んでジワジワと下げてゆく。

ゆっくりと片方ずつ、じらすかのように腰を振りながら・・・。


おお、てっしゅぷりーず!!


あぁ、こんな素敵な人生があっていいのだろうか。

私もあなたもみんなモモヒキ。さあ、手をつなごう。

そして歌おう一緒に。曲はあの名曲「エル・コンドル・パサー」、歌っているのはもちろん、サイモンとガーファンクル。



~ふふんふんふんふんふんふんふんふんふんふーん、ふふふーん♪ (雰囲気を出すためわざとイントロ)



女の子が下げたモモヒキの下から出てきたのは、なんと花柄のモモヒキではないか!!


黒地に赤や黄色のカラフルな花が咲き乱れ、私を甘美な世界へと誘っている。


彼女はモモヒキを履いたまま宙に浮き、モモヒキの妖精となって私に微笑みかける。


興奮の極致に達した私は、背中に違和感を覚えて思わず席を立った。


メキメキという音ともにシャツを破って大きな羽が背中から生えてくる。


それは意識を集中すると羽ばたいて、私の身体も宙に浮いて彼女の後を追う準備が整った。


暗闇の世界から、光を求めて私の身体は飛び立った。


イカロスよ再び。


2016/11/08 09:00|二期TB:0CM:0

ミステリー・ギャル語(解決編)


*先日の「ミステリー・ギャル語」からの続きとなります。



不思議な謎を秘めた言葉「けつある」「まいてる」。

相手が女子高生だけに、そばで聞いている私も少し緊張していた。

そこへやってきたサラリーマンのスケジュール帳を確認するしぐさを見て、私は事件の全貌を解明した。



BGMが流れ出す。曲は「ラブ・マシーン」。歌っているのはモーニング娘。



~ニッポンの未来は、うぉううぉううぉううぉう♪ (意味わからん)



辻ちゃん、加護ちゃん、みんな抜けてしまった。

私の大好きな矢口ちゃんももういない。

だとしたら、今のモーニング娘は誰なのか?

当時一世を風靡したアイドルグループも、今やそのメンバーの名前すら知らない。

これがアイドルの宿命なのか・・・。




でも、あの人だけは違う。




永遠のアイドル聖子ちゃんだ。


私の学生カバンに貼り付けられたステッカーの、黒地にピンク色の文字が大きく浮かび上がる。



あぁ、聖子ちゃんらもー。






「そこまでだ!!」


名探偵・逆コナンの声で、われに返った。

事件の真相を解説しなくてはならないのだった。

サラリーマンのスケジュール帳を見て、私はテレビなどでよく使われる業界用語を思い出した。

スケジュールが一杯で、この後も仕事が詰まっていることを「けつカッチン」、

テレビの番組で、時間がないから急がせることを「まき」などという。

つまり、(私に気があった)女子高生は、友達に「この後、ひま?」と聞いていたのだ。

そして、たぶん用事があると言われたので、「それって、急ぐの?」という感じで使われていたのだ。



この二人の女子高生が、その後どこに行ったかは知らない。

しかし、今回も事件が無事に解決したことに変わりはない。名探偵・逆コナンに解けぬ謎などないことを証明できた。



でも、まだ安心はしていられない。

世の中にはびこる不思議な事件はまだ後を絶たないから・・・。

2016/11/06 09:00|ミステリーTB:0CM:0

ミステリー・ギャル語

私はまたジャ○コにいた。買い物に連れてこられたのだ。(別に好きではない)

その日は子供の洋服を買う予定になっていた。

妻と子供たちが洋服を見に行くとき、私は一人で別の場所へ行くことにしている。

決めるのに時間がかかるからだ。

30分以上も選んでいて、結局買わないこともあるのだから、付き合わされる方はたまったものではない。

そういうわけで、私は一人で広い食堂にいた。

「フード・パーク」と名づけられたこのスペースには、ファーストフードをはじめとするいろいろな食堂が寄り集まっている。

麺類から、丼もの、ハンバーガーと、なんでもある。広い空間にたくさんのテーブルと椅子が置かれ、50人くらいは座れるのではないだろうか。

私はいつもそこでクレープを食べている。甘いものが好きだからだ。




その日は平日で、店内も休日ほど混んでいなかった。

私はテーブルにつき、好物の「バナナチョコクレープ」をいただいていた。

すると、少し離れた席から視線を感じた。

そちらを伺うと、なんと女子高生ではないか。

じっとこちらを見つめている。

(なんだろう?)

もう一度女子高生を見てみる。

まだじっとこちらを見つめている。よく見ると、かわいい子だ。ニコニコしている。

(これはやばいぞ。この子は私に気があるのではないか)

でも、私の勘違いはよくあることだ。今回もそうに違いない・・・。

私は勝手にそんなことを考えていた。



しかし、今回はちょっと違った。

なんと、その女子高生が席を立ち、まっすぐ私のところに向かってきたからだ。

(私には妻も子もいる。確かにあなたはかわいいが・・・。勘弁してくれえ!)




「けつある」



その子が私に話しかけてきた。下を向いて避けていた私だったが、さすがに覚悟を決めて顔を上げた。



その時、私の後ろから、また声が聞こえた。

なんと、私のすぐ後ろに女子高生の友達がいたのである。



私はとても恥ずかしくなった。顔が赤くなっているのではないかと思えるほどに・・・。

だから、もう一人の女子高生が何を喋ったのかは覚えていない。

でも、その後で最初の女子高生がまた不可解な言葉を発したのだ。



「まいてる」


理解不能のこの言葉の意味するところは何なのか。

会話を続けている女子高生のことなどもうどうでもよかった。

この不思議な言葉を解明してみせる。


なぜなら、私の本当の名は、高校生探偵 工藤新一、変な薬を飲まされて一瞬のうちにおじさんになってしまった。



人呼んで、「名探偵・コナン」!!(おしおきよー) だからである。


いつの間にか私は言葉の波にさらわれていた。

今までに聞いたギャル語の波が押し寄せる。



KY = 空気読めない。

PK = パンツ食い込んでる。


以上。



「けつある」、「まいてる」どちらも疑問系の感じがする語尾だった。

どちらも最初の女子高生が言っていた言葉である。(私に気がある方)



ちなみに、今回も証拠写真はない。

相手は女子高生である。下手にシャッター音など聞かれたら、警察騒ぎになりかねない。

「この人痴漢でーす!」みたいなことになってしまう可能性があるからだ。(断っておくが痴漢をしたことはない)



私がいつもの暗号解読に入ろうとした時、隣の席に一人の男が座った。

どこかのサラリーマンだろうか。バッグからスケジュール帳のようなものを取り出して見ている。

クレープの端からはみ出したチョコレートが指にまとわりつく。



その瞬間、私の頭の中で何かが弾けた。(ポップコーンか)



(そうか、わかったぞ!)


この不思議な事件のトリックは、証拠写真を見るまでも無く簡単に解けた。

今回は、「けつある」「まいてる」の意味を解明してもらいたい。

無論、本当の意味など知る由も無い。あくまでも名探偵・逆コナンの推理であることをお忘れなく。



ミステリー・ギャル語(解決編)に続く。


2016/11/04 09:00|ミステリーTB:0CM:0

ミステリー・湯たんぽ (解決編)


私は日本茶をすすりながら、今回の不思議な事件を振り返った。

穴の開いた湯たんぽ。穴が開いている理由は何なのかを・・・。



もう一度写真を見てみよう。




湯たんぽ

これが湯たんぽ。



そして、事件解決の重要証拠。




水筒 001

水筒のポットくん。


そう、このポットくんを手に持った瞬間にあることに気づいたのだ。共通点に・・・。



ここでBGMが流れ出す。曲は「キー・ハンター」の終わりに流れたあの名曲。タイトルも歌っている人も知らない。



~うぅ・・・、らもー。あぁ・・・、らもー♪



私が小学校のころ、クラスではこの曲をあるイメージとしてとらえていた。

すなわち、エッチのことを「らもー」と呼んでいたのだ。

もだえながら歌っているように聞こえるこの唄に、当時の子供たちは心ときめかせていたのだ。



「お前、○○とらもーしたいんだろう」とか、


「西城秀樹と桜田淳子はらもーしてんだぜ」とか、


とにかくらもーが一番関心のある言葉だった。


らもーと聞くだけで頭の中は、




裸の男女が口づけを交わし、




肌をくっつけて、足を絡ませる。




それから、それから・・・。




どうなるんだろおー???




私たちは必死に想像を膨らませるのだった。

ほほえましい部分にも、思春期という名のあたたかい風が舞う。




あぁ、百恵ちゃんらもー。







「そこまでだっ!!」



名探偵・逆コナンの声で、私はわれに返った。

そうだ、まだ事件の真相を解説していなかった。







私は湯たんぽを手にして子供に声をかけた。

「これから説明するから、そこに寝てみなさい」

そして、寝そべった子供の頭の下に湯たんぽを滑り込ませた。

「痛っ、なんなのこれ」

子供が怒る。

「そんなわけないだろう。これは熱が出たときに水枕として使うんだ」

私は自分で寝そべり、枕にした。(痛い!)

「ほうら、このとおり。これに氷と水を入れれば出来上がり」(我慢だ、我慢)




こうして事件はいとも簡単に解決した。(三日経過)

名探偵・逆コナンに解けぬ謎などないことを証明できた。


でもまだ安心してはいられない。

世の中にはびこる不思議な事件はまだ後を絶たないから・・・。

2016/11/02 09:00|ミステリーTB:0CM:0

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