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人間最後の日

すぐそこにある


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足田代

Author:足田代
誰にも言うなよ!


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ロト6で400円損した男

私が仕事でコンビを組んでいる後輩は、ギャンブルを一切やらない。

酒は飲んでいるが、タバコも昨年から禁煙に成功している。素晴らしく強い意志を持った男だ。

そんな彼の密かな楽しみは、毎週抽選が行われているロト6だった。

自分で決めた同じ番号を、毎週続けて買っているのだ。

2、3ヶ月前に彼が1000円を当てたというので、興味を持った私も買うことになった。

そして、すぐその週に私も1000円を当ててしまった。

1000円というのはロト6の末等で、3個の数字が合えば当選である。

それからというもの、毎週楽しみにしていたのだ。



ところが、先日になって抽選日前に買っていないことに気づいたのだ。

このくじは連続で5回まで買えるのだが、まとめて買って忘れてしまう可能性がある。

もしも、当たった時に買っていないと最悪な状況だ。

何億円という高額のお金を損してしまうことになるからだ!

抽選日の何時まで買えるのか彼と話をしているうちに、番号についての議論が始まった。

「お前はどんな番号買ってんだ?」

「いやあ、それは言えませんよ。適当にばらして買っています」

彼はその番号を明らかにしない。当たった時に私にたかられるとでも思っているのだろうか。

「確率はどんな番号でも同じだから、他人が絶対買いそうもない番号を買ったほうがいいんじゃないか?」

「そんなの関係ありませんよ」

馬鹿にして笑う彼を尻目に、私はその理論を自信を持って披露した。

「もし当選した時に一人なら、全部独り占めできることは確実だ」




彼はハッとして口を開けた。

そうなのだ。その番号を買っても当たる確立が同じなのであれば、自分しか買わないような番号を買ったほうが期待値が大きいから絶対に得なのである。

私の理論から、次にどの番号が買いそうもないかを考え始める。

大体普通の人は自分や家族などの誕生日を買いたがるものだ。

だから1から43までの数字のうち31までは黙って消すことが出来た。

残りの12個の数字から6個選ぶだけで億万長者の誕生である。こんな素晴らしい話があるだろうか。

そんなことを考えていたらますます抽選日に逃すことが怖くなってきた。

その後の検討から34番以降の数字からなんとか6つ選び出して、その日の帰りに追加購入することにした。

いつもの番号に加えて、今回は研究の成果もいれて2口だ。

店に行ってみると18時30分までは売っているということだった。なんとか間に合った。




次の日に会社へ行って、彼の顔を見てロト6のことを思い出した。

「どうだ、当たったか?」

「おれはダメでした。2個当たりでしたよ」

「で、大きい数字はあったかな・・・」

私は例の理論から購入した番号がとても気になっていた。

「言っていいんですか・・・」

彼は遠慮しているのだろうか、少し口元が笑っている。

「一番大きい数字は・・・、33でしたぁ!」

彼は爆笑している。私が買った数字の最高数字が34ということを知っているからだ。

わざわざ今回狙って買ったというのに、明らかに私を馬鹿にしているような番号である。

ロト6の野郎は私のそんな行動を見ていて、わざとこんな目を出して見せたような気さえしてくるではないか!

買い忘れていればよかったものを、思い出したがために、私は400円も損することになった。

彼は家で当選番号を知った時、おかしくて笑い転げたという。

私の頭の中で、33と34の数字の間にまっすぐに一本の直線が引かれていた。

その直線の両端には、彼の笑う顔と抽選マシーンが存在していた。

2016/08/30 09:00|二期TB:0CM:0

タベグロ (19) 冷やしとろろラーメンを食べたとろろ

私たち家族はいつもの食堂に来ていた。相変わらず広い店内には客がいっぱいだ。

なんといってもこの店のメニューは豊富なのだ。定食からラーメンまでメニューのカードだけでも裏表使用で6,7枚ある。

前回来た時から気になっていたメニュー、「冷やしとろろラーメン」がどうしても食べたかった。

先日行った別の店での「冷やしとろろつけ麺」があまりにも絶品だったからだ。


いつもはラーメンを食べずに定食を頼む娘も、私の話を聞いて「冷やしとろろラーメン」を注文。

妻ばばあは、相変わらずあまのじゃくな性格なので私とはいつも違うメニュー「とんかつ定食」を頼んだ。

私の言うことを絶対に信用していないということなのか?

それとも、私のバカ舌に何度も騙され続けた結果なのだろうか・・・。


混んでいるだけあって、注文後かなりの時間が過ぎてから例のものが到着する。

製麺屋冷やしとろろラーメン

見た目はすごくシンプルである。これがかえって夏らしいではないか。

スープは冷えているが、どうも少し味が薄くていけない。これではせっかくのとろろが・・・。

一緒に食べていた娘も、最初は私に気を使ってか「おいしい」などと言っていたのだ。

しかし、半分以上残して妻ばばあの定食と交換しているのであった。

私のバカ舌伝説が、どうやら娘の頭の中にも出来上がりつつあるようだ。
2016/08/28 09:08|タベグロTB:0CM:0

日系ハーフ三世・大家族を装え!(第六話)


~チャラッ、チャラッ、ニッケイハ~~フ!


駐車場に停められたおいらの愛車ボルボ13。そこにはみんなが待ってたんだ。

「いやあ、危なかったよ。まさか本物の警備員が現れるとはなあ・・・」

今回ばかりは危機一髪だったてこと感じてるようだ。みんな黙ってしまっている。

だけど、みんなおいらの活躍に満足してくれているんだろうな。

「オルガ、ちょっとこっちへ来てちょうだい」

運転席の峰子ちゃんが呼んでいる。今度ばかりはぶちゅうはいただきだぜ、わりいな三衛門、ジネン!

ビシィッ!!

今日もまたビンタかい峰子ちゅわぁーーん。おいらこんなに活躍したってのに・・・。



「あんたがあのおばさんに『工事中です』なんて言うから怪しまれちゃったんじゃないの!」

「だって、あの場合は仕方なかったんだ。だって、だって・・・」

ビシィッバシィッ!!

「男のくせにごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ。ほうらさっさと謝りな!」

「ご、ごめんよ峰子ちゃん」

「・・・ったく、今度はあんたの番なんだからね。しっかりやんなさいよ!」

「えっ、まだこの店で仕事するのかい?やばすぎるよー」

峰子ちゃんは顔色を変えずにまだおいらを睨んでる。ひえぇーー。

「な、そうだろジネン、さんえもん!」

いくら同情を誘ってもこいつらは顔も向けてはくれないのさ。きっと峰子ちゃんに言われてんだよ。

「オルガ、そんなに私の言うことが聞けないっていうの?だったらご褒美もお預けね・・・」

って、峰子ちゃん今スカートをめくっておいらにぱんてー見せたぞ。純白のぱんてーにリボンまでついてやがる。

おいらのスラックスの下に隠した、ワルサPKRが思いっきり銃口を持ち上げちまったから大変だぁ。

運転席のドアに「ゴン」という音までしちゃったんだよ。ジネンと三衛門はクスクス笑ってる。



ということで、おいらは峰子ちゃんの指令を守らなくちゃいけなくなったってわけ。

別にぱんてーを見たからじゃないよ。男としてきちんと約束は果たさないといけないからね。

ま、ご褒美も出るってことだし。ふふふ、うまくいったら今夜はおいらが峰子ちゃんを独り占めだっつうのー!!

「何ニヤついてんのよ、気持ち悪い」

あ、また峰子ちゃんに見抜かれちゃったかな?

「あんたはこれから店でパック詰めの寿司を買ってくるのよ」

「え?指令はたったそれだけかい?」

「んなわけねえだろ、このボケカスゥー!レジで割り箸をくれるはずだから、20本もらってくるのよ、いーい?」

「峰子ちゃん、20本ってどんだけ寿司買うつもりなんだい?」

「寿司は一番安いかっぱ巻き1パックだけよ。198円だからね。余計なもん買ったら承知しないからね!」

そういって峰子ちゃんはおいらに百円玉2枚渡してくれたんだ。

残りはどう考えても2円だから、余計な物なんか何も買えるわけないじゃないか。

「ちゃんとお釣り返すんだよ、いーね!」



*(第七話)に続く


2016/08/26 09:00|日系ハーフ三世TB:0CM:0

タベグロ(18) 冷やしラーメンは緑色

夜中にマクドナルドで家族とお茶をする。別にポケモンを探してるわけじゃねえぞ。

だいたい、インストールすらできねえしな。悪かったなOSのバージョン古くってよ。

ジュースと紅茶をすする家族を席に残し、都会の深夜の駅前をぶらつくじじい。

この駅前には深夜まで営業しているラーメン店が多いのだ。

そこで、自称裏ラーメンミシュランのじじいとしてはその辺ところがどうしても気になるのだ。


深夜の一人市場調査の結果、駅から出てすぐ近くの4店で一番客の多かった店でこっそり餃子を注文。

次の日の昼にこの店でラーメンを食べる決心をしていると、家族からメールが入る。

「どこにいるの?」

「駅前のラーメン屋で餃子を頼んでいるところだ」

「はぁ?」

どうせ彼女たちには私のラーメンミシュランとしての役目など興味はないのだ。


餃子の味もまあまあだし、お値段も非常にリーズナブルだということで合格点。

次の日の昼にはラーメンをこの店で食べることに決定した。

ラーメンだけでなく中華の定食も豊富なので、ランチや仕事帰りのサラリーマンに人気があるのだろう。

この日も暑い日だったので、他の客同様に「冷やしラーメン」を注文する。

メニューの写真の麺が緑色しているのがちょっと気になった。

福しん 冷やしラーメン&チャーハン

(もちろん、チャーハンセット)

麺は緑色しているが味は普通の麺でコシの強い細麺がグッド。

このお店は麺のコシに特徴があるように感じられる。欲を言えば紅生姜が欲しいところ。

からしはテーブルのコショウなどと一緒に置いてあって好きなだけ入れられる。

からしのパックを二つ入れるとスープ引き締まって、冷やしラーメンがさらにキリッとしてくる感じ。

妻ばばあはごまみそだれの冷やしラーメンだが、こちらもうまいとのこと。

支払い時には次回使用できるサービス券までもらえて、じじい大満足でございました。
2016/08/24 09:31|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣(73)

さあて、今回もまた原宿でございますよー。

こんな混雑が人を食ってるような街へ、よく出かけたがるもんだと不思議に思うね。

ま、子供たちはそういうのを楽しみに都会まで出てくるわけだけど。

この辺は有名すぎるほどの観光スポットで、外国人の数も驚くほど多い。

しかも、客引きの黒人まで存在するから恐ろしいではないか。

この間電車の中で見た、ボビーオロゴンに似た人に似た客引きである。



JR山手線「原宿駅」には苦い思い出がある。若いころに友人と待ち合わせたのだ。

出口が二つあるのも知らずに、若いじじいはずっと何時間も竹下口で待っていたのですよ。

友人のほうはというと、これまた反対の表参道口前でずっと待っていたという話。

当時は携帯電話などなかったから、連絡すら家に帰ってからということになる。

「じゃあ、また明日原宿駅で待ってるよ」

そうゆうことで、二日連続の合わずじまい。後に出口が二つあることが判明した。



今日はそのいわくつきの表参道口から降りてブラブラとうろついてみる。

表参道の風景1 表参道の風景2

あちらこちらに誘われるように店内に吸い込まれる人の群れ。

それが嫌で外に出れば、容赦ない太陽の熱にさらされる。

食べたいT-シャツ
(舐めたくなるようなデザインだ)

洋服屋さんに雑貨屋さん、アイスクリームにかき氷。

表参道から竹下通りまでの間に、世の中のものすべてが嫌というほど詰まっている感じがする。



やっとのことで、なじみの100円均一ショップにたどり着くと、そこは外人観光客を意識したグッズがずらり。

どうやらここは日本人の来る場所ではないようだ。

お昼を過ぎて腹がすいたが、どこも混雑していて待ち時間が多そうだ。

そんな時にちょうどお菓子メーカー「カルビー」のショップにたどり着く。

ここはそれほど並んでいないし回転率もよさそうだ。とりあえず小腹を満たすために作りたてカルビーを注文。

その場で作る店


昼食の時間を遅らせてもいいからおいしいラーメンを食べたい。

密かにそんな計画を練っている、自称裏ラーメンミシュランのじじいであった。


*明日の(タベグロ)に続く
2016/08/23 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

タベグロ(17) 生しらす丼の代わりのおかわり

はい、お待たせ。鎌倉のしらす丼レポートの版ですよ~!

こんな狭い通りに本店と支店が存在するとは、いったいどんだけ人気があるのだろうか・・・。

私は確認してないが、妻ばばあがネットでの口コミなどを調べている。

少しだけ気になって、さっき通り過ぎた一本前の通りも確認しに行ってみた。

ははあん、私の推測通りにその通りにもまたこの店の支店が存在してるのであった。



まあ、本店でも支店でも味には変わりはないだろう。

そんな話を家族に言い聞かせることで安心させていると、店から店員が出てきた。

「お客様すみません、現在漁師さんとの連絡取れずに生しらすが入荷していない状況なのです」

彼女は申し訳なさそうに頭を下げる。

「えーっ、生しらす食べたくて来たのにぃ~」

「釜揚げしらすでよければお出しできますが、現在は生しらす以外のメニューしかありません」

なんということだ。やはり水物というわけか、仕方ないといえばその通りだ。

「じゃあ、うにといくらのやつでお願いします」



やっとのことで店内に入ると、並んでいるころから炊いてるだけあって、思ったほど待たされることはなかった。

鎌倉 かまかま

普通に釜飯をよそって食べた後で、だし汁で茶漬けにして食べるという、一粒で二度おいしい方式らしい。

しかし、釜にこびりついたおこげがなかなか取れない。

だいたいにおいて、生しらす丼を釜飯にする必要があるのだろうか?

お茶漬けにしたらせっかくの生がゆでしらすに変わってしまうではないか。



でもそこがこのお店のこだわりなんだろう。お茶漬け時には釜揚げしらすとなるわけだ。

店内に貼ってある生しらすの広告を見ていると、やはり目的が達せないという悔しい思いが強い。

ないと言いつつ、実は本店だけは生しらすを食っているような気さえしてくるではないか。

生しらすを獲ってきた漁師さんが、今にも本店から支店に移動している気がしてならない。

悔し紛れにだし汁や薬味をおかわりして、腹を膨らませることで代物代謝するじじいであった。

ポットくん

2016/08/22 09:21|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣(72)

仕事の休みが取れないので、無理やり家族を病気にしてまでやってまいりました神奈川県は鎌倉市。

「生しらす丼」が食べたいという子供たちのアンケート結果に基づいた、夏休み家族大サービスだい。

まずは夜に車でよいじじいが住む町へ移動。今回はスピード控えめで安全運転だからパトカーも現れず。

ゆっくりゆっくり、うとうと・・・・。

おいっ、危ねえじゃん! 休憩休憩~。

到着後にフロントはヘッドライトにたかる虫群でびっしり。ああ気持ち悪ぃ~!



次の朝、家族で電車に乗って長いこと揺られて神奈川の鎌倉へ。

そんな中で、ボビーオロゴンに似た黒人が乗車してきたよ。

「ざけんじゃねえよおお」

なんて叫びそうなくらい混雑している車内で吊革につかまっていたよ。

もしかしたら本物かもしれないけど、ブームの過ぎ去った外人タレントには興味も用事もない。



この土地の名物なのか、人力車を引くバイトのお兄さんが一生懸命客引きをしている。

鎌倉駅に到着したのがお昼時だったために、あちこちの食堂は混雑しているようだ。

あらかじめ調べた生しらす丼が食べれるお店を探すのにも苦労した。

やっとのことでたどり着いたら、やはり店の前まで行列している。それは仕方ないだろう。

中から店員が出てきてメニューを持ってくる。

どうやらこのお店は釜飯屋さんらしい。その釜飯の上に生しらすを乗っけたのが人気なのだとか・・・。



それにしても今日はやけに暑い日だ。行列をちょっと抜け出して通りにある他の店の行列を見に行く。

ほお、このお店も生しらす丼の店だ、しかも同じ釜飯じゃねえか・・・!

そこでやっと、店の名前も全く同じであることに気付いたじじい。

しかもそこは「本店」と書いてある。ほんの数十メートル離れた場所に本店と支店が存在するとは。

しかも私たちが並んでいる店は「支店」のほうだったのだ。


*明日の(タベグロ)に続く
2016/08/21 09:16|じじいの巣TB:0CM:0

環境にやさしいスポーツドリンク



私と組んでいる500円玉貯金の彼は、いつも水筒を持ってきている。

これは私も同じなのだが、中身は同じではないと思っていた。

ある日気になってその中身が何であるかを聞いてみた。

「スポーツドリンクを持ってきてるんですよ、夏は汗をかきますからね」

「粉末のやつに水を入れているのか?」

「そうですよ。水に溶かして氷も入れてくるんです」

「でも、粉末は高いんじゃないか?もしかしたらペットボトルに入ったやつのほうが安いかもしれない」

粉末のタイプはたまにスーパーなどで見かけるが、あまり買う人もいないと思うのだ。

2リットルくらいのペットボトルなら、量的にみても割安になるような感じがするのだった。

夏はどうしても汗をかくから、私も日本茶じゃなくてスポーツドリンクにしてみたくなった。



「おれも今度からそれにするよ。でも、絶対ペットボトルのほうが安いと思うよ」

「おれが買っているのは一流ブランドの粉ではないんです」

彼は自分が買っているスーパーの名前と、その粉末の値段を私に教えてくれた。

名の通ったスポーツドリンクは一袋100円くらいするらしい。でも、彼が奨めるそのドリンクは半額くらいの値段だというのだ。

「それは安いなあ。しかし、そのメーカーのペットボトルならもっと安いだろう」

「でも、粉末はエコにもなるんですよ」

なるほど、不要なペットボトルというゴミを削減できるという素晴らしいエコである。

「だったら粉末を溶かす水も、風呂の残り湯を使えばいい」

「そんなの飲めないにきまってるでしょ!」

「オマケもついてくるかもしれないぞ!」

彼はやせ細った身体を苦しそうに折り曲げながら笑っている。



次の日に私は近くの店で、そのスポーツドリンクの粉末を購入した。

彼が言っていた店ではなかったので、安いものは売っていなかった。

私の水筒は800ミリリットル入るやつだった。しかし、この粉末は1リットル用となっている。

大して違わないからいいだろう。そう思って粉を入れて水を注ぎ込んだ。もちろん水道の水だ。

こういうのは冷えたほうがおいしいに決まっているから、続けて大量の氷も入れておく。これで完璧だ。



会社へ行って休憩時間に飲んでみた。



・・・、



これは甘い!

ものすごく濃厚なジュースである。やはり容量を守るべきだったかと考える。

喉が渇いていたのでそれでもガブガブと飲み続けた。

食事の時間になって、もう一度水筒を取り出して飲んでみると、今度は薄くなってきているではないか。

入れてきた氷もほとんど溶けてしまっている。

どうやら私が最初に飲んだのは、そこに沈んだ濃い液体だったようだ。

沈殿した大事な部分を先に飲んでしまい、薄くなった液体がさらに溶けた氷で薄められる。

最後にはほとんど味がしなくなり、ぬるくなってしまっていた。

それはまるで風呂の残り湯を飲んでいるようでもあった。

2016/08/19 09:31|二期TB:0CM:0

日系ハーフ三世・大家族を装え!(第五話)


~チャラッ、チャラッ、ニッケイハ~~フ!


三衛門は一人で別行動だったけど、おいらたちも警備員の格好だからくっついてるわけにもいかなかったんだ。

みんな分かれての行動だったけど、それぞれ三衛門の見渡せる場所にいたってわけ。

おいらたちにはブロックサインだけが合図だからね。それを見逃しちゃ逃げ遅れちゃうよ。

おいらは中央の通路で他の人が入ってこないように見張ってたのさ。

三衛門のいるコーナーの端にはには峰子ちゃん、その反対側のレジ方向にはジネンが見張ってる。



三衛門は手際よく袋から一本ずつ割り箸を抜いている。でも、これはかなり時間がかかりそうだぞ。

あっ、向こうから主婦らしき人が歩いてくるぞ。こりゃあ大変だ。

おいら両手を広げてコーナーを見せないようにしたんだ。だって三衛門が仕事してるんだから・・・。

「あ、ここは今工事中だから入れませんよ」

主婦のおばさんは怪訝そうな顔で通り過ぎて行ったよ。でも、これで一安心さ。

レジの方からジネンもやってきた。心配しなくても大丈夫なのにね。

「おい、オルガ。今あの女性になんて言ったんだよ!」

「工事中だって言ってやったよ。仕方ないだろう、三衛門が仕事してんだから・・・」

「開店中に工事なんかするわけねえだろ!あのおばさん不思議がってレジまで聞きに来たぞ」

「もうすぐ終るから大丈夫だよ、ほうら峰子ちゃんのサインが出てるって」

胸を揺さぶる峰子ちゃんの姿は、明らかに人目についた。だってパンツ丸出しなんだもん当然だよね。



「よし、じゃあ逃げるぞ!」

おいらとジネンが逃げようとした時、後ろからジャラジャラと音がした。

見ると、三衛門が着物の袂に入れた割り箸を落としちまったんだ。まったくこんな大事な時に・・・。

「こりゃ失敗だな、怒られるぞー!」

そう言ってジネンは走り始めたんだ。

しかし、落とした割り箸を拾いながら泣きそうな顔をしている三衛門を見捨てるわけにはいかないよ。

ただでさえ目立つ和服姿に、客たちが集まり始めちゃってるじゃないか。

峰子ちゃんに連絡を取ろうとしたが、もうその姿は見当たらなかったんだ。

「オルガァ~・・・」

三衛門はかすれるような小さい声でおいらに助けを求めてるじゃないか。

おいら、三衛門の近くまで行って割り箸を拾ってやることにしたんだ。警備員の格好だから客たちも不振には思わないだろうしね。

「お客様どうされましたか」

警備員らしい的確なセリフを発しながら、三衛門の割り箸を拾ってあげたんだ。

「・・・・・・」

テンパっちまった三衛門から返事はなかった。困ったやつだ。

「はいこれで全部拾いましたよ。もう落とさないでくださいね」

三衛門は長い髪をかきあげるしぐさを見せる。「ありがとサンキュー」のブロックサインだ。

ここで走って逃げては帰って怪しまれるから、おいらたちはゆっくりと出口に向かって歩き出したんだ。



「オルガ、おかげでなんとかピンチを乗り切れたようだ。かたじけないでござる」

三衛門がつぶやいた時、出口付近で待っていたのは通行止めを食らわしたあのおばさんだった。

しかもその隣には本物の警備員がいるじゃないか!

「この人が工事中だといったんですよ!」

おばさんは私に指を突きつける。まるでおいら犯罪者じゃないか?

三衛門はそ知らぬ顔でそのまま店を出て行ってしまった。

「その服はわれわれの着ているものと少し違うようだが、どちらの警備会社か教えてもらえますか?」

さすが本物は違う。ちゃんとポイントをついた質問でおいらをやり込めようとしているぞ。

おいら必死で胸につけられた文字を読み始めたんだ。なになに・・・、ってこれ英語だよ。

こんなの読めるわけないじゃん!!

「だっておいら、日系ハーフさ~んせ~い!」



おばさんと警備員がびっくりした隙をついて走って逃げたんだ。

逃げ足だけは誰にも負ける気がしないからね。まったくおいらの役はいつもこんなのばかりなのさ。



*(第六話)に続く
2016/08/17 09:27|日系ハーフ三世TB:0CM:0

タベグロ(16) こってり背脂 [too old to die]

さあて、たまにはじじいも家族大サービス。昔でいうところの大型スーパージャスコへ。

今じゃあイオンなんて化学的な名前でごまかしてるみたいだけどな。

そのイオンはあまりにも巨大すぎて3階建で映画館まで完備されている。

映画「too young to die」をじじいばばあ割引で鑑賞した後は、お待たせのランチだよ。



このお店は昔から背脂たっぷりで人気のラーメン店。

さすがに休日の大型スーパーのテナントだけあって、お昼時には外まで列を作って並んでいる。

どのお店もそんな感じなので、どうせならラーメンにしようと決めたんだ。

この店には「あっさり」と「こってり」のしょう油ラーメンに分かれる。

でも背脂で有名ならこってり選ぶしかないでしょ!

妻ばばあは、相変わらず味噌ラーメン食べましたけどさ。

吉相こってりしょう油ネギ
吉相みそ


トッピングでネギとメンマを入れたのだが、こってり背脂のスープが思い切りこってーり。

今さらながらに「あっさり」にすればよかったと後悔するじじい。

こってりは若いもんに任せときゃいいものを・・・。

食後すぐに軽い吐き気を催したと思ったら、その15分後にトイレに直行。

急性ゲリピーの記録更新だ。「too old to die」歳をとったら無理しちゃいかんよね。

2016/08/15 09:43|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣(71)

表面上はこんにゃく屋の建物が、実は中でボルダリングやっているという噂を後輩から聞いた。

裏こんにゃく屋


行ってみたが、鍵がかかっていて中には誰もいない。時間帯が14時からだというのでその後15時にもう一度出かけてみる。

しかし、やはり鍵がかかっている、中にも人はいない。確かにボルダリングの設備はあるようだが。

調べてもらったが休日でもないようだ。どうやらまたおいらが行く情報を得て店を閉めたか・・・。

まったく嫌がらせだよ、年寄りいじめのくたびれもうけってやつさ。



あれから一か月、後輩から実際に店に行ってみたという話を聞いた。実際に営業をしているのだ。

「若い女の子もたくさん来ていましたよ」

べつにおれは若い女の子を見たくて行くわけじゃない。でも、いないよりはいるほうがいいだろう。

さっそく次の日訪れるじじい。ボルダリング初回体験1000円ナウ。 

若者がほとんどだが、じじいに女性、子供たちも混じっている。

ろうにゃくにゃんにょ・・・、いや、ろうなくにゃんの・・・。

ええいっ、しゅちにくりんでも、にょたいもりでも持って来いっつうの!

ボルダリング


さすがに他のじじいは扇風機の前でずっと休んでいる。

他の若い奴も結構休んでいて、混んでいる割には勝手にチャレンジできるチャンスはある。

初心者向けのピンク色からやるが、なんなくクリア。さすがトレーニングしてるだけあるな。

でも、6級辺りで自分の力の限界が来たことに気付く。最初は腕力の限界、ついで握力の限界。

そこでじじいはギブアップすることにしたよ。次からは最初に大きな目標を狙わないと体力が持たないということもわかった。



そこの店の主人が言うに、「初回にしてはすごいやりますねえ」とのこと。

「トレーニングしてますからね」と軽くかわしたが、

「明日あたり、すごい筋肉痛になりますよ」とニヤニヤ笑っている。

毎日トレーニングしているおいらを知らねえでなにを言ってやがる。がはははは。

で、次の朝じじいは、二の腕が死後硬直になるところでしたとさ。
2016/08/14 09:40|じじいの巣TB:0CM:0

赤いボタン


喫煙室でオタクな後輩と一緒になった。相変わらず無口な男だ。

タバコを吸う彼の姿は、まるで自分の雰囲気を消そうとしているようにも見える。

黙っているもの寂しいので彼に話しかけてみる。

「寒くなってきたなあ」

「はい・・・」

「今年の冬は灯油代がかかって大変だぞ。去年よりもかなり高くなってるし」

「そうですね・・・」

まったく反応が悪い男だ。これでは会話じゃなくて、私の独り言に相槌を打っているようなものだ。



「お前の家は風呂を灯油で沸かしてるのか?」

「わかりません」

自分の家の風呂が何で沸かしているかもわからないとは情けない。

「もしかしてガスか?」

「そうかもしれません」

こいつは家のことをまったく知らないのだから恐ろしい。みんな親に任せて自分は引きこもっているのだろうか?

でも仕事はきちんとしてるし、悪い男ではないことはわかっている。

「もしかして、お前のうちは薪を焚いて沸かしてんじゃねえだろうな」

彼は笑いながら答える。

「いや、でもボタンがあるんですよ」

「そのボタンを押すと風呂が沸くのか?」

「ええそうです。もしかしたらガスかもしれないです。だって『コ○ナ』って書いてましたから・・・」

でも、我が家の給湯器も灯油を使っているが同じメーカーである。

「それだけじゃわからないよ。本当に知らないのか?」

「ええ、わからないんです」



本当に困った男だ。これじゃあ会話も続かないではないか!



私の頭の中は、オタクな彼となって自分の家にいた。



なるほど、これが風呂を沸かすボタンか・・・。


四角いパネルの中に赤いボタンが目立っている。ちゃんと「コ○ナ」のマークもあるぞ。


よおし、風呂を焚くぞ。この家の風呂焚きシステムを見届けてやる。




スイッチーーーッ、オンッ!!




そのとたんに、今までテレビを見ていた親父が急に起き上がり、急いで軍手をはめて外へ出てゆく。


窓から様子を覗うと、彼は大きな斧を振り下ろして薪を割り始めるのであった。


2016/08/12 09:19|二期TB:0CM:0

外人エックスの真実


私はまたイオンにいた。子供の靴や洋服を買うというので連れてこられたのだ。

子供は成長が早いからすぐに服が着れなくなってしまう。

その点私などは成長も止まっているからお金もかからない。何年も同じ服を着られる。

ただし、太ってくると話は別だ。服もそうだが、ズボンだって履けなくなる。

最近は食事に気を使っているので、それも心配なかった。だから私の服はいつまでも変わらない。

例によって女性の買い物は長い。待たされている方はたまったものではない。

洋服売り場を離れて、私は一人で旅に出た。


マネキン

(クリックすると拡大するらしい)

家族そろって素敵な洋服に着替えている。しかし、なぜ外人なのだろう。

今思い起こして見ると、過去に見た記憶の全てが外人であるように思える。

確かにかっこいい。しかし、その服を買って着るのは日本人である。

マネキンも日本人バージョンがあってもいいと思うのだ。




私の頭の中で、新しいマネキンが誕生する。




そこは古びた工場の中。

たくさんの機械がせわしく動く様を窓越しに見ながら、私はショーケースに飾られていた。

ここはマネキンの開発室だ。私のほかには外人のマネキンが多く並んでいる。

今までに作られた歴代のマネキンたちは、目鼻立ちがキリッとして格好がいい。

新参者の私にとって、彼らは大先輩だ。ここでは小さくなっていなければならない。

もっとも、私の身長は彼らに比べれば低いことは言うまでもないのだが・・・。



隣の彼が私に向かって言った。

「あんた日本人だね。初めて見るけど、小さいねえ」

「皆さんに比べたら私の背が低いのは仕方ないことです」

「そうじゃないの、あれだよ、あれ」

彼の上品に折れ曲がった指先は私の半ズボンを指差していた。

なぜ私だけ半ズボンなのだろう。しかも上はタンクトップだ。これじゃあまるで裸の大将だ。

彼らはみなスーツやドレスを身にまとっている。

なのになんで私だけこんな格好をさせられているのか、考えてみても答えは出なかった。

「私だけなんでズボンが短いのでしょう?」隣の彼に聞いてみた。

「中身の問題でしょう」

彼はさらりと言ってのけた。そしてすぐに視線を他へうつす。

あきらかに私のぽこりんくんをバカにしているではないか。これには頭にきた。

いくら新人だからといって、言っていいことと悪いことがある。




私はありったけの力をこめて身体を動かした。


固定された関節を動かすことは出来なかったが、胴体の部分だけひねらせることは可能だった。


振られた私の右腕は、隣の彼の下腹部に激突する。


「オウ、ノー!」


私は何度もそれを繰り返す。彼が土下座して謝るまでそうするつもりだった。


「オウマイゴウッ!!」


彼の表情は苦痛にゆがんでいるように見えた。しかし謝ろうとはしなかった。


何度目かの打撃を与えたところで、ガチンという音とともに彼のベルトのバックルが壊れてしまった。


そして、彼の履いていた高級スラックスはするりと床に落ちたのだ。


私は外人エックスのぽこりんを目の当たりにした。


なんとそれはかかとの辺りまで伸びていた!


私はがっくりとうなだれた。自分が半ズボンを履かされている意味を理解したからだ。



2016/08/10 09:10|外人エックスTB:0CM:0

じじいの巣(70)

会社のトイレでウコンすると痔になるって都市伝説聞いたことあるかい?

おいら、その真相をつかむべく実践してみたんだが、確かに痔になって痛い痛い。

家のトイレと違って会社のトイレは古いから、一応水洗式ではあるが和風な便器。

したがって昔から言われているように、日本人は痔が多いという結果にもつながるわけだ。



最近の家庭に設置されているトイレにはウオシュレットまで常識となりつつある。

以前は苦手としていた機能ではあるが一度使うとやめられない。とてもお尻にやさしいマシンだと実感している。

特にじじい、ばばあにとってはこれ以上の素晴らしい発明はないだろう。

洋式便器でさえお年寄りの強い味方だと思っていたのに、温水で洗ってくれるんだぜ。

最後の仕上げ拭きと尻たぶの乾燥、パンツまで履かせてくれりゃ介護ロボットみてえなもんだよ。



さて、今日も会社で急に便意を催したために、仕方なく和式便器でウコンしたじじい。

ああやっぱり肛門がヒリヒリするよ。しかもその後でも屁が止まらねえ。

家に帰ってトイレで温水シャワーをかけてみたが、そんなのもう手遅れにきまっている。

風呂に入るときにパンツを脱いだら、その部分が見事に赤茶色に着色してましたとさ。

新しい都市伝説の誕生だよ。
2016/08/08 09:00|じじいの巣TB:0CM:0

日系ハーフ三世・大家族を装え!(第四話)


~チャラッ、チャラッ、ニッケイハ~~フ!


見事にピンチを逃げ切ったおいらに峰子ちゃんからのぶちゅうはなかったよ。

ジネンは褒められたみたいでニコニコしていやがる。まさかぶちゅうまでゲットしたんじゃあるまいな。

前かがみになっていないところを見ると、どうやらぶちゅうまではもらえなかったらしい。

だって、あの時おいらがいなかったら作戦は失敗してたんだからね。



「峰子ちゃん、うまくいってよかったねえ」

「何いってんのよ、あんた帰ってくるのが遅いわよ。私のブロックサイン見落としたんじゃないでしょうね!」

あんな巨乳を揺さぶるサイン、誰が見逃すもんか。

「だって、清掃業者を雇ってないって言うから困っちゃって・・・」

「ふん、相変わらずアドリブの利かない男ね」

「でもうまく乗り切っただろ、ご褒美の・・、」

「さ、次は三衛門の番よ、しっかり頼むわね」

彼女はクルッと向きを変えて三衛門に話し始めちゃったよ。

「わかったでござります。して、私は何をすれば・・・」

「あんたはね、店内の割り箸売り場へ行ってもらいたいの。そこで売られている100本入りの割り箸の袋から一本ずつ抜き取るのよ」

「峰子ちゃん、なんだったら一袋いただいてきましょうか?」

ビシィッ!

「そんなことしたら犯罪でしょうが!!」

さっきぶちゅうをもらったばかりの頬にビンタが飛ぶ。

「一本ずつなら間違って抜け落ちたってことですむじゃないの。それをあんたは拾っただけ、わかるぅ??」

「はい・・・」



峰子ちゃんは犯罪かそうでないかの区別がよくわからないみたいなんだ。

その辺の境目をゲームのように面白がっているみたい。でも、おいらたちは従うしかないんだけどね。

「割り箸の袋は全部で30あるわ。だから30本になるってことよ、くれぐれも一袋から2本とったりしないでよね!」

「イエッサー!」

「じゃあ、私たちも作業着に着替えて出かけるわよ」

「あのう、この作業着はさっきも使ったからバレバレだと思うんだけど・・・」

まさかさっき逃げてきた格好じゃいけないよね。

「今度はこれに着替えるのよ!」

と、彼女が出したのは警備員のユニフォームだ。これならかっこいいぞ!



三衛門を除いたおいらたちはみんな警備員に早変わりしちゃったんだ。

しかし、峰子ちゃんのミニスカートには参っちゃうよ。短すぎて、ぱんてーがはみ出てんだもんなあ。

こりゃあ見るなって言う方が難しいよね。ああ、たまらないよう!

そんなわけで、おいらたちは自然と前かがみでスーパーの店内へ向かったのさ。

おいらたちを挑発するのはやめてくれよ、峰子ちゅわぁーーん!



*(第五話)続く
2016/08/06 09:06|日系ハーフ三世TB:0CM:0

ガソリンを作れ!


私が新しくコンビを組むことになった後輩の話をしよう。

コンビといっても、別に漫才をするわけではない。仕事の相棒だ。

彼はまだ若く、結婚して子供も授かり家まで購入して住宅ローン真っ最中である。

彼との付き合いはそれほど長くはないのだが、私は彼からいろいろ影響を受けている。

以前に私が計画した釣り大会で見事に優勝を果たし、全員から500円玉をもらった男だ。

その時から彼は500円玉貯金を始めて、満タンになったという話しを私にしてくれた。

私が500円玉貯金を始めたのも、その彼の話を聞いてからのことだった。

それがなければ、今こうしてブログをやっていることもなかったわけである。



仕事の合間にその500円の彼と話をしていた。

「ガソリンも高くなったなあ」

「ほんと、生活が大変ですよね」

しみじみと語るやせ細った身体が、いっそう生活苦をにじませて見える。

「砂糖とかしょう油でガソリン作れんじゃねーの?」

私が言うと、「そんなの出来るわけないでしょ!」と即座に否定する。

その後、バイオエタノールの話になった時に彼はこう言った。

「とうもろこしやサトウキビから作るんですよね」

それを聞いた私は、勝ち誇ったかのように彼に言い返した。

「語るに落ちるとはこのことだよ!」

「えっ、なんですか?」

「サトウキビから作れるなら、砂糖からも作れるはずだ。あっはっはー」



「でも、どうやって作るんですか?」

しばらく悔しそうな顔をしていた彼が聞いてきた。

「そんなもん、天ぷら油か何かを混ぜれば出来るんじゃないか」

困った私は適当に答えておいた。どうせ誰もわからないのだ。

「そんな簡単に出来るわけないでしょう」

彼は笑っていた。

「でも、もし出来るとしたら家で簡単にガソリンを作れて便利だな」

私は、そう言いながら天ぷら油の一升瓶を頭の中でイメージした。

かえって値段が高くなることに気づいた。
2016/08/04 09:55|二期TB:0CM:0

タベグロ(15) 夏季限定、汁まで飲み干したいとろろ

はい、お待たせ。ハードトレーニングの後はやっぱりラーメンでしょ。

先日の飲み会の後、ラーメンを食べに行った同僚たちの話で、ついに「冷やしとろろつけ麺」始まったとのこと。

めにゅ^


このお店の夏季限定メニューで、しかも昨年はなぜかメニューにのらななかった一品。

実はこの店には何度か足を運んでいる。他は特に目立たないがこのメニューだけは絶品なのだ。

だから昨年は非常に残念な思いをしていたというわけだ。

無尽蔵 冷やしとろろつけ麺


このつけ汁は和風の麺つゆのようなものであるが、実はその下にとろろが沈殿しているのだ。

麺を汁につけてかき混ぜると、とろろと汁が麺によくからんでとてもおいいしい。

まさに、とろろが麺に汁をうまくコーティングしてくれる役目を果たしているとわけだ。

付属のわさびもこのつけ麺には相性がよく、まさに日本の夏にふさわしい。

ああ、今年もこの「冷やしとろろつけ麺」が食べれて本当によかった。



しかしながら、大好きなのでついつい大盛を頼んでしまい、つけ汁まですっかりいただきましたとも。

汁の器のそばに大きなスプーンまでついているということは、最後まで汁を味わってくださいということだろう。

最後の一滴まで飲み干したとろろ、せっかくのハードトレーニングで消費したカロリーもどこへやら。

昨日よりも1キロくらい太ってしまったとさ。
2016/08/02 09:03|タベグロTB:0CM:0

じじいの巣(69)

最近はスイミングトレーニングにおねいさんとの遭遇率が悪いことに気付いたじじい。

そこで、じじいスペシャルインターネットで一週間のプログラムを調べてみたんだよ。

ははあん、木曜日の午前の部がどうやらお兄さんに変わったようだ。でも、その分水曜日におねいさんの超ハードプログラムがあるのを発見した。

45分間という超ハードな☆5レベルのアクアビクス。やってやろうじゃないの、おねいさん!



いつものように10時の開店と同時に並んだ年寄りグループの後から入場する。

ランニングと筋トレをしっかり終わらせて時間前にプールへいくと、受付の超きれいな芸能人顔のおねいさんが待っていてビックリ。

ま、まさか、おいらのことを・・・。

「すみません、今日はインストラクターの都合で10分ほど遅れるのですが、よろしいでしょうか?」

なんだそんなことを言うためにわざわざプールまで来てくれたのかい。しかもT-シャツと半ズボンという出で立ちまでしてくれて・・・。



「ぜんぜん、かまいませんよ。大丈夫です」

彼女に笑顔で語りかけられたら、誰だって断れやしないだろうよ。

そんなのよりも、キミと話せただけで幸せだよ。なんなら500円出すから握手会でもやってくんねえかな。



10分遅れておねいさんが登場遅れたことをしきりに謝っていたが、誰も彼女のことを責めるやつはいない。

ま、おれ以外はみんな年寄りばばあばかりだけどよ。彼女が最近痩せてきているのもみんな知ってる。

さて、☆5レベルのアクアビクス、のっけからすぐ前のばばあ気合いが入ってる。

流れで8回のタイミングごとに「へい」とかけ声をかけるのが、このクラスの常連らしい。

おれだって負けちゃあいられねえ、それに合わせて続けるがどうもタイミングがつかみづらい。

そのうちに疲れてくると、かけ声も口から吐き出す息の「ほー」というのがやっと。

微妙なタイミングのずれで、奇跡的に「へいへいほー」が成立しているのをおねいさんは果たして気付いているだろうか・・・。
2016/08/01 09:01|じじいの巣TB:0CM:0

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