●●
人間最後の日

すぐそこにある


|





プロフィール 

足田代

Author:足田代
誰にも言うなよ!


カテゴリー 

下のカテゴリーは古い順に並んでいます。 最初から読みたいときにどうぞ。


広告 


フリーエリア 


広告2 









FC2カウンター 

現在の閲覧者数:

エコロマン

(ぴぃぃーーーっ)食事中の方は読まないよーに!(ぴぃぃーーーっ)


きゅーぴー?
(いきなりゴメン)

これは某ジャ○コの食堂にあった。

その店はハンバーガーやアイスクリームなどのファストフードの販売をしているのだが、いったいこれがどのような関係をもつのだろう?

確かこれはマヨネーズのCMに出てきたキャラクターだ。

しかし、かぶりもののキャラクターというのは面白い。私もこういうのは大好きだ。

モジモジくんやヤキソバンなどのキャラクターが懐かしい。



私の頭の中で、突然新しいキャラクターが誕生する。



全身を真っ白なタイツで包まれたそのキャラクターは、胸の中央に緑の葉っぱのマークをつけていた。

地球環境問題に取り組む、われらがヒーロー、「エコロマン」の誕生だ!




「よおーーし!私が登場したからには、地球の環境を守って見せるぞ」

彼の全身タイツは、胸のマークよりも股間のもっこりのほうが目立っている。

「ああ、もったいない。ハンバーガーを食べ残してる!」

彼は子供が残したハンバーガーを指差し、右手握りを上に掲げる。

「必殺、残飯整理!」

そういうと、残ったハンバーガーを一気に口に放り込んだ。そしてしばらく噛み続ける。

みんなが唖然とする中で、彼はゆっくりと噛み続ける。・・・やっと飲み込んだ。

「食べ物はゆっくりと噛んで食べるんだよ」

彼は人差し指を立てて、子供たちに話しかけた。



「お前はいったい何者だ!」

明らかに不審な人物を追求すべく、私は彼に問い正した。

「私の名前はエコロマン。地球環境の改善に努める正義のヒーロー」

「食べ残しを食っただけじゃないか。なにがヒーローなものか」

「残飯はゴミを増やすだけなのです。それを処理するためにどれだけ地球が汚れてゆくことか・・・」

彼は更に続ける。

「残飯もリサイクルすることが可能なのはご存知かな。肥料に変えることで野菜や植物を育てれば、二酸化炭素を削減しつつ酸素を増やすことにつながるのです」

なるほど、言われてみればそのとおりだ。

「しかし、肥料を作るには時間がかかるだろう」

「フフフ、そんなことならこのエコロマンにお任せあれ!」

そういうと彼は、ぽっちゃりと突き出たお腹をポーンと叩く。それに連れて首から上がブルブルと震えだした。



「ほいきた!」

なんと彼は、虫が脱皮するようにゆっくりと時間をかけて全身タイツを頭から脱ぎ始めたではないか。

そしてひざまでタイツをずり下げたところで、その汚い尻を向けてしゃがんだ。

2016/05/29 10:47|エコロマンTB:0CM:0

エコロマン(2) マイナスイオン変換


最近のエアコンには「マイナスイオン」という言葉がよく使われている。

もちろんエアコンだけではない。ヘアドライヤーなんかにもついている。

我が家のエアコンにもこの機能があるのだが、どこがマイナスなのかはいまだにわからない。

身体にいいとか、癒しの効果があると聞くのだが、まったく実感することはできない。

電気製品の中で、マイナスに変える装置があるはずなのだが、その仕組みを考えてみてもどうやって出来るのかがわからないのだ。

中に金属の棒みたいなものがあって、そこにプラスをくっつけるのだろうか?

だとしたら、金属の棒もすぐに腐食が始まるのではないだろうか・・・。

いや、その辺は専門家にしかわからない極秘事項なのだろう。これ以上考えても答えは出て来そうもない。



電気的にイオンをマイナスにするのは有りとしよう。

しかし、マイナスが出来れば、同時にプラスも出来るはずだと思うのだ。

部屋の中にマイナスを放出しておいてプラスは外に出すのであれば、外は大変なことになる。



都会のビル街でプラスイオンが漂う中に、あの男が現れた。

地球環境問題に取り組む正義の味方、エコロマンだ!



「よおぉーーしっ!!私が登場したからにはもう安心だ」

エコロマンは、選挙運動よろしく通りすがりの人たちに握手を求める。

しかし、真っ白な全身タイツに身を包んだ彼に近づこうとするものはいない。

彼は中腰のまま、両手の握りこぶしを胸の前でぐるぐると回しだす。そう、いーとーまきまきの格好だ。

一昔前のモンキーダンスとはこんな感じだろうか?

「マイナス変化、イオン還元セールッ!!」

彼はきっとプラスイオンをマイナスに変化させているつもりなのだろう。

しかし、目に見えないものは効果がわからないのだ。

彼の周囲、半径3メートル以上離れた人だかりが注目する中、彼は恥じることもなくずっとその動作を続けていた。

5分ほど経過すると、糸巻き運動もさすがにゆっくりになってくる。

「人間急いでもいいことないよー。マイペースマイペース」

そういいながら彼のタイツは汗でびっしょり濡れていた。白いタイツの股間の部分が少しばかり黒く透けて見えてきた。

これはやばい。もう少しでぽこりんくんの形まではっきりと映し出されるぞ。



「おい、そんなことやったって目に見えないからわからないだろう!」

観衆の中の一人が叫んだ。

「目に見えないからやっかいなのさ。でも、これを見るがいい」

エコロマンはそういって自分の腹を指差した。

その腹は見事なまでにぷっくりと膨れ上がっていた。

「イオン交換されたプラスの部分が私の腹に、ほれこのとおり」

ポンとその腹を叩いてみせた。



ブッ、ブゥー・・・。

彼の尻から大量のプラスイオンが漏れ出した。

ブピィーーーー・・・。

必死で手で押さえても、その勢いは止まることがなかった。

身体に悪いとされるプラスイオンは、強烈な匂いを伴って周囲に撒き散らされた。
2016/06/22 09:39|エコロマンTB:0CM:0

エコロマン(3) 浄化作用

出勤途中にいつものコンビニに立ち寄った。

コーヒーの空き缶を捨てて、新しい缶コーヒーを買うためだ。

しらないうちに、いつもこの店で缶コーヒーを買って飲むくせがついてしまっている。

こんなところでも無駄なお金を使っているからすぐに小遣いがなくなるのだろう。

空き缶を捨てようとすると、中身が少し残っていることに気づいた。もったいないが今さら飲みたくはない。

近くにあった排水溝に残ったコーヒーを流していると、後ろから肩を叩かれた。

「ああ、もったいない。しかも環境に悪いじゃないか」

振り返ってみると、全身白タイツのあの男が立っていた。エコロマンだ!

「ほんの少しの排水だろうと、水質汚濁につながっていることを忘れてはいけないよ」

確かに言われてみればその通りだ。みんなが同じ気持ちをもたない限り汚れてゆく一方だ。

私くらい、これくらい、そういう気持ちが地球環境の破壊を加速させているのだ。



「でも、これはもう飲めないだろう?」

私はほんの少し残った中身を振って確かめた。

「そんな時は私にお任せあれ!」

エコロマンはそういうと、私から缶を受け取って残ったコーヒーを一気に飲み干した。

「ああ、ブラジルの大地の音が聞こえる・・・」

空き缶を捨てに行った彼が目にしたのは、ゴミ箱の下に置かれたトマトジュースの缶だった。

「なんと、まだたっぷり残して捨ててあるじゃないか!」

彼は怒りをあらわにした。胸の緑色の葉っぱのマークが黄色に変化する。

「こんなもったいないこと、しかもそのまま捨てて・・・」

葉っぱのマークがオレンジに変わる。怒りはさらに増してきているようだ。怖い。

残ったトマトジュースをごくごくと飲んでゆくと、まるでトマトに染められたように胸の葉っぱも赤くなる。

「紅葉みたいだな」

私が言うと、彼は飲み干した後に今まで見せたことのない変な顔をした。よほどまずかったのだろう。



「もう完全に頭にきた。今日は私の力を見せてやるぞ」

「カン」と書かれたゴミ箱の蓋を開けると、中から次々とあき缶を取り出して中身をすすり始める。

「おい、なにもそこまでやらなくてもいいだろうに・・・」

店内からは、店員も心配そうな顔を見せている。

すべての缶から残り汁を吸い取った彼は、満足そうな顔をして膨らんだ腹をぽおんと叩いて見せた。

「ほうれ、このとおり!」

「お前の腹はいったいどうなっているんだ。大丈夫なのか?」

「心配御無用!私の腹は汚水をきれいな水に浄化する作用があるのだよ」

いつの間にか彼の胸のマークも緑色に戻っている。



「ほいきた!」


彼は自分の腹を撫でていたかと思うと、頭から全身タイツを脱ぎ始めた。


いやな予感がして、私は数メートル後ずさる。コンビニの店員も手で顔を隠して指の隙間から覗っていた。


全身タイツをひざまでずり下げて、彼はぽこりんくんをいじり始める。


「ほうれ!」彼は時計回りにその部分を回し始める。蛇口でもひねるような感じで手際もいい。


やがてその動きも速さを増して彼の表情も険しくなる。あまりの速さにバターになりそうだ。


「や、逆だった!!」


彼は何かに気づいたようだったが、もうすでに遅かった。


「あぁっ・・・」


彼のぽこりんくんの先端から出たのは、浄化された水にしては粘度の高い液体だった。


全身タイツを汚したまま恍惚の表情で立ち尽くす彼を、冷たい木枯らしが吹き抜けた。

2016/07/10 09:13|エコロマンTB:0CM:0

エコロマン(4) 大気汚染

*この記事は以前に書いたもので、現在私は喫煙していません。


私はいつもの喫煙室でタバコを吸っていた。

仕事の合間の一服は、気分を落ち着けるための重要なアイテムである。

コーヒーを飲みながらだと、喉が通って何度も続けて吸うことになってしまう。

わずかな休憩時間の間に、私は続けざまにタバコに火をつける。

いっそ今の3倍くらい長くなってくれたらどんなにいいことか。いや、お値段はそのままで。

しかし、嫌煙者にとってこれほど嫌なものはないだろう。

自分に必要のない煙を吸わされるのである。考えてみれば非常に迷惑な話だ。

自分の吸う空気を汚されるわけだから、環境問題にもなるかのしれない・・・。



その時突然私の前に全身タイツのあの男が現れた。エコロマンだ!

白いタイツにワンポイントの緑の葉っぱ、地球環境問題に取り組む正義のヒーローの登場だ。



「タバコで人類は破滅に向かっているのです」

彼は人差し指を左右に振りながら言う。いちいち頭にくるポーズだ。

一緒にタバコを吸っていた後輩たちも驚いてしまっている。初めて見たら誰だって全身タイツには驚くだろう。

「だからこうやって喫煙室で吸っているんだよ。文句があるのか!」

私が頭にきて言い返すと、彼は両手を前に突き出して私をなだめるような格好をした。

「煙だけが問題ではないのです。火をつければ二酸化炭素、焼けている紙だって森林を伐採して・・・」

「そんなこといったら何にもできなくなってしまうだろう」

「そんな時はこの私にお任せあれ!」



そういうと彼は喫煙室内に広がる煙を吸い込み始めた。


ものすごい肺活量だ。あっという間に室内の煙は彼の口に入ってゆく。換気扇からも多少逆流して煙が出くるほどだ。


「そんなに吸い込んで大丈夫なのか?」


「心配御無用!」


白いタイツの腹を大きく膨らませながら彼は続ける。


「私の体内は植物と同じに二酸化炭素を吸って酸素を放出できるのだ」


彼の胸に描かれた緑の葉っぱのマークはだてではなかったらしい。


「酸素還元!!」


大きく膨らんだ腹をぽおんと叩くと、彼は少し前かがみになって私に尻を向けた。


何か嫌な音がして、彼の尻の部分がもっこりと膨らんだ。


「やや、み、実が出てしまった・・・」


両足を広げたぎこちない動きで、彼は歩きながら去って行くのであった。



2016/09/09 09:00|エコロマンTB:0CM:0

エコロマン (4) 再利用


肌寒い季節になった。

子供たちや妻も風邪をひいている。もうそろそろストーブを出さなくてはならないのだろう。。

私は比較的風邪が軽いほうなので、毎年インフルエンザの予防接種も受けていない。

私以外の家族はみんな予防接種を受けているが、風邪をひくのは同じことだ。

しかし、寒くなるとやけに鼻水が出て困るのだ。

世の中にはてっしゅという便利なものがあるから、出たらすぐにかめばスッキリする。

本当に便利になったものだ・・・。



あっ、またくしゃみが出た。

この後で必ず鼻水の攻撃がやってくるのだ。ほうらたれてきた。


おお、てっしゅぷりーず!!


私はザッザッザと3枚一度に取り出して鼻にあてがう。ここからがポイントだ。

一度に両方かめば時間の節約になるが、耳がキーンとしておかしくなるから要注意。

片方の穴を指で押さえながら交代して鼻をかむ。これが流儀というものである。

使ったてっしゅはその辺に置いておかないでちゃんとゴミ箱に捨てなくてはいけない。

後で間違えてつかんだときの「グチャ」という感触と湿り気は、たとえ自分のものでも嫌なものだ。

私は丸めたてっしゅをゴミ箱へ放り投げる・・・。



「ちょっと待ったぁーー!」

いきなり障子戸を開けて入ってきたのは、全身白タイツの男エコロマンだ。

「お前はいつ入ってきたんだ」

「私は地球環境を守るためなら、いつどこにでも現れるのだ」

エコロマンの胸の葉っぱのマークが、心なしか震えているように感じられる。

家族も驚いている。私はまた何か嫌な予感がして、妻と子供を他の部屋に行くよう命じる。

「まだ使えるのに捨ててはもったいないよ」

エコロマンはゴミ箱をあさって、丸められたてっしゅを探し出す。

「ほうら、こんなにたくさん捨ててあるぞ。ああ、もったいない」

「一度使ものは捨てるに決まっている。そんなことしてたら手が汚れてしまうじゃないか」

「手が汚れるのは水分があるからなのだよ」

エコロマンは拾ったてっしゅを広げて、私に鼻水の塊を見せつける。

「汚いからやめろといってるだろう!!」

「これくらいなら私が再生してあげるよ。お任せあれ!」

彼はそういうと、タイツの中にてっしゅを押し込んでしまった。



「ちょっと待ってね」

彼は胸のマークに手を当てると、そのまま下の方へ撫でるように運んでゆく。

その手が腹の下に到達した時、彼は私を見てニヤリと笑う。

「ほいきた!」

もう一度タイツの中に手を入れてゴソゴソとやりだし、先ほどのてっしゅを取り出したようだ。

「や、これはこの前の・・・」

彼が取り出したてっしゅは見たこともないようなこげ茶色をしていた。

慌ててタイツの中にしまいこみながら、強烈な異臭とともにエコロマンは去っていくのだった。

2016/10/25 09:00|エコロマンTB:0CM:0

↓投票するのよっ!! 




人気ブログランキングへ

最近の記事+コメント 


リンク 


このブログをリンクに追加する

FC2カウンター 


ブログ内検索 


RSSフィード 


pranks 


アルファポリス 



↓人間最後の日

↓タベグロ

↓じじいの巣


↓冬の夜の楽しみ
↓スマートホンこわい

Copyright(C) 2006 人間最後の日 All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.