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人間最後の日

すぐそこにある


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足田代

Author:足田代
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受験生Hの煩悩


今年の新入社員がわが職場にもやってきた。

いつもながら大学卒の採用はあったが、今年は10年ぶりに高卒の採用もあったのだ。

団塊の世代が続々と退職してゆく中で、後継者としての若い人材も必要なのだ。

そんなある日、上司が私にこっそりと打ち明けてきた。

「今度来た学卒の新人を、お前につけるからよろしく頼む」

冗談じゃない。なんで私が大学卒の優秀な人材を教育しなければならないのか。

私は即座に断った。



しかし、そのあとでまたその上の上司がやってきて直接私に向かって同じことを言うのだ。

「なんとかお願いします。あなたなら心配ない」

私などが教育したらろくな人間には育たないだろう。私ははっきり言ってやった。

「私は雑談ぐらいしかしてやりませんよ」

「それでいいです。お願いします」

なんということだろう。私の役目は雑談係だ。

しかし、それでもいいというなら仕方ないので引き受けてやることにした。

あとで文句を言われても私に責任はないだろう。たとえ学卒が一人アホになろうとも。



彼は有名な某KO大学出身らしい。

聞いたところによると、高校もKOなのでエスカレーター式というものらしい。

他の連中が必死に受験勉強をしているときに、彼は遊んでいたのだろうか。





私の頭の中は受験生Hとなって、机に向かっていた。



部屋に暖かい日差しが降り注いでいた。

しかし、外の景色を見ることは、受験勉強の妨げになる。外ではみんな楽しそうに遊んでいるからだ。

私の同級生だって今頃は遊び呆けているに違いない。

しかし、私には大学へいくという目的があるから遊べないのだ。

今頃同級生たちは何をしているのだろうか。

女の子と一緒にカラオケに行ったり、映画を見に行ったりしているのか。

映画館の暗闇に任せて女の子の手を握ったり、太ももを触ったりもしているのだろう。

映画などそっちのけで、指の感触を脳の刺激に変えて股間をもっこり膨らませているに違いない。

私だって人間だ。この鉛筆を握る指が、女の子の身体を触りたがっている。



いいや、ダメだ!

実に不謹慎な考えをしてしまった。

私には大学へ行くという大事な目標があるのだ。

大学へ行って優秀な成績を収めて、立派な社会人となって聖子ちゃんを迎えにゆくのだ。

昔話でたとえるなら、彼らはキリギリスで私はアリだ。今のうち苦労しておけば、後から幸せが訪れる。

今はその日が来るための準備期間なのだ。



気持ちを新たに鉛筆をしっかり握ると、私は参考書の内容をノートに写し始めた。

ポキッ!

また鉛筆の芯が折れた。嫌な予感がする。

新しい鉛筆を出そうと引き出しを開けたとき、その奥のほうからオーラのようなものを感じた。

私は鉛筆を離して、引き出しの奥へ手を伸ばした。

「婦人警官ジョシーの秘密」

これは友人が貸してくれたエロ本だ。

受験勉強の邪魔になるので奥のほうへしまいこんでいたものだ。まだ半分も見ていない。

見ている途中でピークに到達してしまったからだ。

これを見てはいけない。

私の心は大きく揺れ動いた。

私には大きな目標があるのだ。こんなことでくじけていては聖子ちゃんだって・・・。

机の上の聖子ちゃんの写真が私に優しく微笑みかけてくる。

(せ、聖子ちゃん!)

私は窓のカーテンをそっと閉めるのだった。

2016/07/26 09:26|受験生HTB:0CM:0

受験生Hの徹夜


夜になって喉が渇いてきた。夕食にしょっぱいものを食べたせいだろうか。

いつもなら日本茶をすすっている時間帯だが、今日はなぜか無性に炭酸飲料が飲みたくなった。

確か冷蔵庫に「三ツ○サイダー」が入っていたはずだ。

観音開きの冷蔵庫ドアの左側を開けると、やはりそこにペットボトルがあった。

さっそくキャップを開けてジュースをグラスに注ぐが、泡が出てこない。

飲みかけだから炭酸が抜けてしまっているのだ。

でも、試しに飲んでみる。


・・・、


甘いだけだ。

これじゃあ炭酸飲料の意味がない。

私は近くのコンビにまでコーラを買いに出かけた。



黒いラベルのカロリーなんとかコーラを手にとっていたら、その上の棚に何か新製品のラベルが見えた。





「エナジー・ドリンク。ココロ、カラダ、みなぎる」

炭酸飲料だがアルギニン配合と書いてある。これはスッキリしそうではないか。

コーラと新製品を持ってレジに行くと、「420円です」と店員がいった。

「えっ!」

思わず聞き返してしまった。いくら物価高でも、ジュース2本で420円はないだろう。

「こちらが150円で、こちらが270円になります」

なんと新製品は1本270円もするのだ。

でも、ここで高いからやめるというのも恥ずかしい。私は「いいです」とお金持ちのふりをした。

しかしこの値段は尋常ではない。たぶんこれはジュースではないのだろう。

栄養ドリンクの類かもしれない。





私の頭の中は、受験生Hとなって、栄養ドリンクを飲んでいた。



私は模擬試験を明日に控えて猛勉強をしていた。

夜だからといって早く寝るのは間違いだ。試験のぎりぎりまで勉強していたほうが頭に残る。

自分で編み出した試験前徹夜方式を実行していたのだ。

しかし、いくら仮眠をとったからといって、夜になれば眠気が襲ってくるのは人間の性である。

いくら「必勝」と書いたハチマキをしめたって眠気には勝てない。

この日のために用意しておいた栄養ドリンクを、今一気に2本まとめ飲みしたところだ。




口の中が甘くなってきた。

こういうドリンクは甘すぎていけない。確かに栄養はあるのだろうが、甘すぎて喉が渇く。

私は机の上のお茶で口をゆすぐ。

さあ、気を取り直して勉強だ!

問題集の解答欄に鉛筆を走らせる。


ポキッ!

鉛筆の芯が折れてしまった。何か不吉な予感がする・・・。

鉛筆削りを出そうと引き出しを開けると、その奥から不思議な香りが漂ってきた。

い、いかん。この奥にはエロ本「婦人警官ジョシーの秘密」があるのだ。

慌てて引き出しを閉めるが、栄養ドリンクの効果が下半身に作用する。

ゆっくりともう一度引き出しを開けると、婦人警官ジョシーがこちらを見ていた。

明日は試験だというのに、こんなことを考えていてはいけない。

私は必死に勉強の事を考えた。



(いいくにつくろうかまくらばくふ)

(なくようぐいすへいあんきょう)



うぐいすはきれいなうす緑色の羽を広げていた。

それはまるで、あでやかな振袖のように美しかった。



そういえば、婦人警官ジョシーも振袖を着ていたシーンがあった。

確かあれは第2章あたりだったか・・・。

私は確認のために引き出しを開け、「婦人警官ジョシーの秘密」を取り出した。

こういうものはうやむやにしておいてはいけない。

最初のほうはおなじみの警官スタイルだ。黒い皮をピッチリ肌に密着させている。

そして上着からだんだんと脱いでゆくのだ。しかし金髪とボインはよく似合う。

髪の色がその人種を象徴するというのなら、おっぱいの大きさもそれに類似している。

三角に突き出したその形状は、ハインリッヒの法則を暗示していた。



そしてやがて皮の短パンも脱ぎ捨てたジョシーは、こっちを向いてウインクする。

最後は手錠一つになって・・・。

あぁ、その手錠をかけてくれ、私を捕まえておくれ。


じょ、ジョシーーッ!!!




その夜、第2章のページが開かれることはなかった。
2016/10/10 09:00|受験生HTB:0CM:0

受験生Hの試験

パソコン教室


(燃え上がるような赤だ)

ある日私は、買い物途中でふと目立つ店を発見した。赤い旗や赤い目印は嫌でも目に付く。

その店に近づいて赤い文字を読んでみると、パソコン教室と書いてある。

1時間1280円という値段が安いのかはわからないが、予約制となっているようだ。かなりの生徒数がいるのだろう。

こういうのは塾みたいなものだろうか?

私は塾というものにあまり縁がない。小学校の頃のそろばんくらいのものだ。

それも6級という意味のないところで終わってしまった。サボる技術には長けていた。

塾というのはいったいどんなものなのだろうか。興味がわいてきた。




私の頭の中は、受験生Hとなって、予備校へ通っていた。




「はいじゃあ、これから小テストをやりますよ。前の人は後ろへ渡してください」

また小テストだ。最近はほとんど毎日のように繰り返されている。

自分の実力を測るためには一番いい方法だというのは知っている。しかし、これが毎日ではつらくなる。

今日のテストは数学だった。

数学はどちらかというと得意な科目だったので、問題はスラスラと解けていった。

ところが、半分以上書き終えたところで、鉛筆の芯が折れてしまったのだ。

代わりの鉛筆は持ってきていたのでよかった。しかし、解答用紙が汚れてしまった。

昨日買ってきたばかりの消しゴムを手に持ったとき、その感触に驚いた。

今までのそれとは違い、反発力が弱いのだ。触った部分がプニッとへこんで、ゆっくりと膨らんでくる。

この感触はなんだろう・・・?



その消しゴムの白い表面は、婦人警官ジョシーの肌を連想させた。


ああ、ジョシー!これは君の柔肌なのかい?


この柔らかい感触は、まさに君のその大きな胸のふくらみだ。


第一章で、下から持ち上げるようにして見せてくれた豊満な乳房に相違ない。


ジョシーよ、こんなところにまで私を追ってきたというのか・・・。





無意識のうちに、私は消しゴムに鉛筆の先を何度も差し込んでいた。

白い柔肌には無数の黒い点が広がってゆく。それは模様となって一つの形を示していた。

ジョシーの黒皮のスーツに付けられた星のマークだ。

星の五つの頂点となる部分には、いっそう鉛筆が深く差し込まれて大きな点となっている。

そんな中で、いつしか私はサディスティックな自分を発見しているのだった。




鉛筆の先を差し込むたびにジョシーのあえぎ声まで感じる。


(ジョシー、ここはどうだ!)


(オゥッ、シット!)


(もっと深く突き刺してやろうか・・・?)


(オゥイャー、カモンッ!)


(これがジャパニーズ・モニュメントだっ!!)


(オウ、マイゴウ!!)





「はいそこまでー!」

塾講師の掛け声で、私は我に返った。

解答用紙の空欄が、まだジョシーの肌の余韻を残しているように見えた。

問題3の三角形の角度を示す扇型の膨らみさえも、ジョシーのそれに見えてくるのだった。

家に帰ったらすぐにでも机の引き出しを開けてやる、そう固く心に誓った。

しかし私は、試験が終わってもすぐに席を立とうとはしなかった。

ズボンの膨らみが収まるのを待っていたからだ。
2017/02/04 09:00|受験生HTB:0CM:2

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